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[本ページを2012年掲載分で構成する。2015. 4.25]

注: 他の年度に関しては、下記のリンクテーブルをご利用下さい。

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『TRIZホームページ』に掲載した記事を, 全件, 掲載順に (新しいものが上, 古いものが下の順) 紹介しています。

 

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総合目次  (A) Editorial (B) 参考文献・関連文献 リンク集 TRIZ関連サイトカタログ(日本) ニュース・活動 ソ フトツール (C) 論文・技術報告・解説 教材・講義ノート   (D) フォーラム Generla Index 
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出版案内『TRIZ 実践と効用』シリーズ

CrePS体系資料 USITマニュアル/適用事例集 WTSP (世界TRIZサイトプロジェクト) サイト内検索 Home Page

 

2014年 掲載

Innovation 論文:  イノベーションの構造 −パラダイム破壊型イノベーションとは何か− (青色発光ダイオードの事例を分析する) (2014.12.10)

山口 栄一 (同志社大学 技術・企業・国際競争力研究センター(ITEC); 現: 京都大学大学院総合生存学館(思修館) 教授)、同志社大学 ITEC Research Paper Series, (2004) Vol.4 No.13, pp.1 - 15;
英文ページ: Rethinking Innovation (The Blue LED case and Paradigm Disruptive Innovation),by Eiichi Yamaguchi (Doshisha University; currently: Kyoto Univ.) in "Recovering from Success: Innovation And Technology Management in Japan", edited by R. Cole and D. Hugh Whittaker, Oxford University Press (May 2006)  

山口栄一教授は、2013年9月に掲載しました「Fukushima Report : 東電原発事故の本質」の著者です。今年の10月のICSTI2014のときに、私は初めて山口先生にお会いし、イノベーションに関する発表に感銘を受けました。そこで先生の著書『イノベーション 破壊と共鳴』 (NTT出版刊、2006年)を読みました。トランジスターと青色発光ダイオード(LED)のイノベーションのプロセスを調査し、イノベーションの構造について議論しています。LED(およびそのほかの)事例について、クリステンセンの言う破壊型イノベーション(すなわち、他のニーズ/目的に合わせて性能を意図的に落とす)ではなく、パラダイム破壊型イノベーション(すなわち、基本的な/物理的なパラダイムを破壊/変革する)だと論じています。そのようなパラダイムのシフトをどのようにして実現できるのか、またそのような変革を前にして優れた大企業がしばしば失敗するのはどうしてかを議論しています。私からの依頼に応じて、山口先生からこの本の内容の要点をまとめた2編の既発表論文(和文2004年、英文2006年)を送ってきてくださり、本ホームページへの再掲載を許可下さいました。
今夜(2014年12月10日)は、3人の日本人研究者(赤崎勇教授、天野浩教授、中村修二教授)に2014年度ノーベル物理学賞が授与されます。授賞理由は「明るく省エネルギーな白色光を可能にした効率的な青色発光ダイオードの発明」です。おめでとうございます。-- ちょうどこのときにこの山口先生の論文を本ホームページに掲載できるのは嬉しいことです。受賞したLED イノベーションがどのようにして実現したのか、どうすれば私たちが今後のイノベーションに寄与できるだろうか、を学ぶことができるでしょう。

 TRIZフォーラム: 学会参加報告 (30) 第10回 日本TRIZシンポジウム 2014参加報告 (早稲田大学 (東京都新宿区)、2014年 9月11-12日)  (2014.11.27) 

中川 徹 (大阪学院大学)、2014年11月20日
日本TRIZ協会主催の第10回日本TRIZシンポジウム2014が9月に開催されました。遅くなってしまいましたが、参加報告を書き、全発表について簡単に紹介いたします。特に、本報告を「Personal Report」として英文でも掲載し、海外の人たち、世界のTRIZコミュニティに日本でのTRIZの内容的な進展と活動の様子を発信することが、重要なことと思っております。
2日間で、参加者135人(大部分がユーザ企業、大学は少数。初回参加が36%。海外は招待者2名+3名(?)程度)。発表は、基調講演1+特別講演1+チュートリアル1、一般発表がオーラル22+ポスター5(内海外1)。運営はしっかりしており、発表の質も高く、国内参加者が昨年より少し増え、基本的に盛会であったが、海外からの参加・発表が極めて少なかった点が問題として残っている。全発表で和文スライドと英文スライドが同時投影された(大部分の発表はプログラム委員会が機械翻訳で英訳をサポートしたものだが、機会翻訳のままで推敲不十分であり、今後推敲するとよい)。TRIZ協会は、招待発表と受賞発表5件のスライドを公式サイトに公開し、他の一般発表を会員専用ページに掲載した。
企業でのTRIZの適用で、問題の目的・性格・分野に応じ、またユーザのレベル・指向・使用可能時間などの要求に応じて、TRIZのツールやプロセスを調整して使うことが、広く行われるようになってきた。外部コンサルタントなどの指導に対しても注文をつけて、社内のニーズに合った、こなれた形のTRIZの適用が行えるようになってきている。他の技法(QFD、田口メソッド、ケプナートリゴー法など)との統合的利用においても、本質部分をスムーズに繋げていくことができてきている。ソフトウエア分野、非技術的な分野、社会的問題などに対する取り組みも増えてきている。TRIZの諸ツールを分かりやすく、使いやすくすることも進んでいる。これらの点で、企業内のTRIZ適用が進み、適用実績もできてきている。高専での生き生きとした活動が報告されたが、大学教育での報告がほとんどなかった。「イノベーション」というキーワードが日本でも世界でももてはやされているが、TRIZが国の政策・プロジェクトや、企業の経営陣や、大学・学界にまだほとんど浸透できていないことが大きな問題である。一層の普及活動が望まれる。

 TRIZフォーラム: 読者の声 (2014年8月〜11月)  (2014.11.27; 2015. 1. 8) 「読者の声」一覧(2014. 7.28; 11.27; 2015. 1. 8)

[和文ページ」 林利弘 (林技術士事務所)、石濱正男 (神奈川工科大学)、一読者、徐方啓 (近畿大学)、長谷川陽一、宮西克也、小柳 義夫 (神戸大学)、渡辺潤一 (技術商社ジェイテック)、前川恒久 (日本品質管理学会)、宮本剛史 (地域科学研究所、在タイ)、貞廣哲 (フジクラ)、須賀田正泰 (スガタ技術士事務所)、一読者,中川徹 (応答)
[英文ページ]  Jack Hipple (米), Zulhasni Abdul Rahim (マレーシア), Umakant Mishra (インド), Alexander Shmonov (露), Sarimah Misman (マレーシア), John Cook (英), Zawiah Abdul Majid (マレーシア), Richard Lagevin (米), Ellen Domb (米), Ravi Chandra Phani Thalupuru (インド), Shahid Saleem Arshard (豪), Igor Kholkin, Joost Duflou (ベルギー), David Verduyn (米), Wolfgang Sallaberger (オーストリア), Nikolay & Olga Bogatyrev (英), 中川 徹(応答) 
和文ページでは、『TRIZ 実践と効用』シリーズの出版に関し、労いと質問をもらっています。4つの「入口ページ」は分かりやすいと大変好評をもらいました。前川さんが日本品質管理学会のQCサークル京浜地区の人たち300人に「TRIZって何?」という紹介をしてくださいました。何人かの方が、『TRIZホームページ』で新しくTRIZを学んで下さっています。
英文ページでも、TRIZの本の日本語版出版の状況・可能性について問い合わせを受けました。Shmonovは「コンピュータが自分で発明する」といいますが、まだよく評価できません。4つの「入口ページ」は大変好評です。本ホームページの満16年に際し、何人もの方から、祝福と励ましをいただきました。嬉しいことです。

CrePS/TRIZ/USIT 論文:  創造的な問題解決・課題達成のための 一般的な方法論(CrePS): いろいろな適用事例と技法を「6箱方式」で整理する (2014.11. 7)

中川 徹 (大阪学院大学)、(A) 第10回 日本TRIZシンポジウム、2014年 9月11日〜 12日、早稲田大学西早稲田キャンパス(東京都新宿区); (B) 第36回 日本創造学会研究大会、2014年10月25日〜 26日、産業能率大学自由が丘キャンパス(東京都世田谷区); (C) 第14回 ETRIA TRIZ Future Conference、2014年10月29日〜31日、EPFL(ローザンヌ、スイス)
2012年5月以来提唱してきています、CrePS方法論について、この一年の成果と継続中の活動をまとめて、9月〜10月末の表記のTRIZ関連の3学会で発表したものです。各学会の参加者の違いと時期の違いで調整していますが、同じ表題で発表しましたので、一括したHTMLページにしました。 「TRIZ/USITをベースにして、6箱方式の枠組みを使うと、多様な諸技法を再編して、この一般的な方法論CrePSを実現できる」というのが、主たるメッセージです。CrePS開発のための実践中の活動は、つぎの5つです。(1) CrePS の適用事例集を作る。(既発表の諸事例を利用できる) -- 身近な事例(裁縫の問題、節水トイレの問題)での記述例を示した。 (2) TRIZ その他のさまざまな技法を理解して、CrePS の枠組みで記述する。-- ドキュメントの蓄積と、各方法を概括して示す方法を示した。(3) 「現実の世界」の種々の活動に CrePS を位置付ける。 (4) CrePS の種々の適用目的を分類し、 各目的に沿った簡潔な CrePS プロセスを提案する。 (5) CrePS のビジョンの普及を図る。-- 本サイトのリニューアルを示し、公共的サイトによるグローバルなネットワークの構築の提案(2008年)を再提起した。--- このビジョンを共有いただけますと幸いです。
和文ページには、論文(日本創造学会発表)とスライド(ETRIA TFC 発表の和訳)をHTMLで掲載し、英文ページには、論文(ETRIA TFC発表、未掲載)とスライド(ETRIA TFC発表)をHTMLで掲載しました。なお、この他にPDFで、論文(日本創造学会)と、スライド(TRIZシンポ  、日本創造学会 、ETRIA TFC  )を掲載しています。

  TRIZホームページ(TRIZ Home Page in Japan) の 満16年にあたって (中川 徹) (2014.11. 7)

本ホームページを創設して(11月1日で) 満16年になりました。TRIZの理解と普及のために、非営利の立場で情報の公開による紹介・発信・交流を進めることを目的としております。ボランティアで開始し編集しておりますが、個人のホームページではなく、読者の皆さんの寄稿を掲載する「公共サイト(Public Web site)」を目指しています。また、和文と英文の並行したページ作りに努力して、日本と海外との協力関係を作ることを目指してきました。世界の各国・地域に公共Webサイトを作り、グローバルで自律的なネットワークを作ろうと提唱しています。また、私自身は一昨年来、TRIZ/USITをベースとしつつも他の諸方法を統合して、もっと普遍的に使える「創造的な問題解決・課題達成の一般的方法論 (CrePS)」を確立・普及させたいと考えています。このホームページも今後少しずつテーマ範囲を広げて行くつもりです。なお、2005年11月以降のvisit数は、(11.4現在) 和文トップページが 212,212 (この一年で約 14,000増)、英文トップページが 36,711 (この一年で約 3,300増) でした。9月に4つの「入口ページ」を作り、いろいろな読者の方に親しみやすくしました。読者の皆さんのTRIZの理解と導入に本ホームページを活用いただけますと幸いです。ご寄稿をお待 ちしております。

  編集者より: 英文ページでも「4つの入口ページ」を作り、「総合目次」の再編成を行いました。  (2014.10.17)

  編集者より: 「総合目次」のページを再整理し、4つのページに分割しました。 (掲載: 2014. 9.25; 10.17)  (英文ページも再整理・分割を完了しました。(2014.10.17)

中川 徹 (『TRIZホームページ』編集者、大阪学院大学 名誉教授)、2012年9月 25日。 
「総合目次」のページは、創設以来の16年間のすべての記事を分類整理して、各記事にワンクリックでアクセスできる(多数の)一覧表を提供するものです。記事の数が膨大になり、単一ページでは重くなりすぎましたので、4つに分割するとともに、構成を分かりやすくするよう、一部を再整理しました。つぎの4つのページです。
 総合目次 (A) 親ページ & Editorial: 本サイトの案内、編集者より (メッセージ、案内など)、「入口ページ」、新着情報、、TRIZ紹介、など
総合目次 (B) References: 参考文献、リンク集、ニュース、活動、ソフトウエアツール 
           総合目次 (C) Papers: 論文、事例、技術報告、解説、教材、講義ノート、方法論資料など 
           総合目次 (D) Forum:  学会等報告、文献紹介、通信・討論・質問・意見・感想など、コラボページ、学生のホームページ  
なお、(A) で Editorialのページを作り、いままで分散していました「編集者より」の記事を集めて、分かりやすくしました。ただ、(A)の後半は再整理が中途です。 

  編集者より: 親しみやすいホームページにするために: 4つの「入口ページ」を作りました (掲載: 2014. 9. 7; 9.25; 10.17)  (英文ページにも完成しました (2014.10.17))

中川 徹 (『TRIZホームページ』編集者、大阪学院大学 名誉教授)、2012年9月 7日。 
このたび、トップページを模様替えして、最初の部分に「4つの入口ページ」のそれぞれに行くことができる表形式のアイコンを作りました。読者の皆さんのタイプ・立場・関心に応じて、お好きな「入口ページ」に行くことができます。

工夫は楽しい

(子どもたちと中高生のみなさんに) 

問題を創造的に解決するには

(学生と社会人の皆さんに)

創造的な問題解決の方法

(技術者・研究者の皆さんへの入門)

創造的問題解決の実践と方法論

(本格的に適用・推進している皆さんに)

各「入口ページ」には、まず最初に紹介の文(定常的なもの)を載せたいと思っています(未完)。その後ろに、今までこのホームページに掲載してきました記事で、適切なもの、推奨するものを精選して、リストアップしてリンクを張ります。各記事の先頭には、その性格を5色で区別して示しました。   (旧 or 詳細)。また、その前に付けた丸印  は、その入口ページとして特に推奨されるものです。各記事のリンクをクリックすると、直接に記事を読むことができます。ホームページ全体の新着情報は、今まで同様にトップページの下部に掲載順でリストアップします({入口」を分けましたが、全体を分割したわけではありません)。新着・追加はマークを3か月間つけておくことにします。なお、各ページの最下段の表形式のリンク集を更新します。
それぞれの「入口ページ」を記述してみて、随分たくさんの記事があり、やはり「宝庫」といってよいと思います。はじめての方も、いろいろと読んでくださり、習得してくださることを願います。ご意見、ご寄稿などいただけますようお願いします。

 入口ページC: 『工夫は楽しい』 (子どもたちと中高生のみなさんに)  
                               http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/jC/

 入口ページS: 『問題を創造的に解決するには』 (学生と社会人の皆さんに)  
                               http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/jS/

 入口ページE: 『創造的な問題解決の方法』 (技術者・研究者の皆さんへの入門)  
                               http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/jE/

 入口ページP: 『創造的問題解決の実践と方法論』 (本格的に適用・推進している皆さんに)   
                               http://www.osaka-gu.ac.jp/php/nakagawa/TRIZ/jP/

4つの「入口ページ」のすべての記事に2行〜6行程度の説明文をつけました(実践者のための「入口ページP」での説明文が未完でしたが、今回全件完了したものです)。(2014. 9.25)

出版案内:  『TRIZ 実践と効用(4) IT とソフトウエアにおける問題解決アイデア集 −TRIZの発明原理で分類整理−』の出版案内(2014. 8.29)

Umakant Mishra (インド)原著、中川 徹監訳、小西慶久・庄内 亨・堀田政利・前田卓雄訳、クレプス研究所(千葉・柏)刊、2014年8月25日。販売サイト:DLmarket。
製本版: B5版ソフトカバー、430頁、定価(税抜き)4000円、送料無料。 DL版: A4 PDF 340頁、栞機能あり、定価(税抜き) 2500円、利用規約参照。
この本は、IT やソフトウエアに関わる人たち (技術者、研究者、そして一般のPCユーザの人たち)のための本です。ここにはIT/ソフトについてのさまざまな技術が、どのような問題を解決するために、どのような発想で作られてきたのかを、記述しています。約3000件の大小の事例を特許その他の技術情報から集めて、その問題解決のアイデアのエッセンスを分類・整理して、分かりやすく説明しているのです。分類整理には、TRIZの40の発明原理を使っています。本体部の40の各章で一つずつの発明原理を扱い、その原理の意味を説明してから、期待される効果と適用するとよい場合を記述し、その後に、その発明原理を適用していると考えられるIT/ソフトの技術事例をグループにまとめつつ説明しています。膨大・多様な事例ですが、技術の詳細でなく、そのねらい・意図を書いているので、知らなかった技術もよく分かります。もともとは1960年代のまだコンピュータもソフトも発展していなかったころに作られた「TRIZの40の発明原理」ですが、IT/ソフトの事例の発明のアイデアを非常によく説明することが分かります。それらのアイデアのエッセンスを身につけていけば、私たち自身の問題に出会った時に、それらのエッセンスから自然に新しいアイデアが生まれてくるものです。膨大な技術の集積をせいりして、アイデアの宝庫にして見せた本だと思います。
チラシPDF 。以下のサブページも参照ください:(A) 著者序文、監訳者の序文、著者序論など (B) 読者からのメッセージ (C) 解説「TRIZの状況と情報源(あとがきに代えて)」(中川) 、(D)  TRIZの40の発明原理一覧 と IT/ソフト分野の適用事例(概要)  (E)   索引: IT/ソフトウェア技術(全2700項目)の階層的分類   PDF
なお、『TRIZ 実践と効用』シリーズのチラシを更新し、特にその第2頁に購入手順案内として、全体のリスト(価格表)、購入手順の概要を示しました。

出版資料:  『 IT とソフトウエアにおける問題解決アイデア集』の著者序文、監訳者序文、著者序論、他(2014. 8.29)

著者:Umakant Mishra (インド)、 監訳者:中川 徹 (大阪学院大学)、クレプス研究所刊、2014年8月25日
著者の序文(Mishra、2014年8月)、監訳者の序文(中川 徹、(1) 2007年12月、(2) 2011年8月、(3) 2014年8月)、著者の序論(Mishra、2008年8月)、著者・監訳者・訳者紹介。本書の趣旨、成り立ちなどを、簡潔に示しています。著者序論にはTRIZの簡単な紹介・導入も。

 読者の声: 『ITとソフトにおける問題解決アイデア集』(Mishra著、中川監訳)の出版に寄せて(2014. 8.29)

笠原正雄 (大阪学院大学)、林利弘、小柳義夫(神戸大学)、辻尚美、2011年7月−9月。
3年前の2011年夏に、本書の監訳・出版の準備がほぼ整った段階で、原稿の一部を読んでいただいて、コメントをいただいたもの。本サイトに掲載の許可を得たにも関わらず、出版が遅れたために、いままで陽の目を見なかったもの。笠原先生のメッセージでは、通信、暗号化、セキュリティなどの分野での初期の先端的な(ソフト・理論的)研究が特許として受け付けられなかったこと、先生自身の「深く、深く、深く」という研究姿勢が感銘深く思います。林さんは、情報処理・ソフトの企業経験からコメントくださっています。小柳先生は、「発明原理ありき、でなく、そのエッセンスを抽出していくストーリだともっと分かりやすいかも」との趣旨。辻さんは、(TRIZを全く知らなかった)パソコン歴十数年のエキスパートユーザとして、率直な感想を書いてくださっています。メッセージを寄せて下さいました4人の方に、改めて感謝いたします。

 解説: TRIZの状況と情報源 (後書きに代えて)(2011. 8.22)

中川 徹(大阪学院大学)。監訳者として、Mishraの本の後書きに代えて、TRIZへの導入のために、2011年8月に書き下ろした。独立した解説として、本ホームページに2011年8月22日に掲載した。日本におけるTRIZの適用事例・推進事例のついても紹介している。

 出版資料: TRIZの40の発明原理一覧とIT/ソフト分野の適用例(概要リスト) (2014. 8.29)

著者:Umakant Mishra (インド)、 監訳者:中川 徹。『IT とソフトウエアにおける問題解決アイデア集』の目次部分、およびそれを拡張したもの。
Mishraの本は、40の発明原理を一つずつ章にして、統一した形式で書いているので、目次部分がそのままで発明原理の(サブ原理まで記述した)一覧表になる。発明原理を微小修正して、IT/ソフト分野用に調整しており、参考になる。さらに各章内の事例の節見出しを集めて、適用例(概要)のリストを作った。全貌を理解するのに好適。

 出版資料: 索引: IT/ソフトウェア技術(全2700項目): 技術の階層的分類、技術詳細とそのアイデアのエッセンス(TRIZの発明原理による記述) (2014. 8.29)

作成: 中川 徹、Umakant Mishra。。『IT とソフトウエアにおける問題解決アイデア集』の索引として作成した。原著の索引は、IT/ソフト技術約2700項目を、単純にアルファベット順に並べたもの。中川はこれらを、IT/ソフト技術として階層的に分類した。分類はアドホックであるが、基本(主としてハードとその制御法)から応用(ソフト、データ表現、ユーザインタフェイス、ネットワーク、社会応用など)への並べた。大項目19、順次中項目、小項目、(時に細項目)の見出しを作り、各技術を分類整理した。各技術から、記述ページ(すなわち、発明原理番号と章内ページ番号)への参照がある。膨大なIT/ソフト技術を実際的な観点から俯瞰できる。また、自分の関心技術から、発明のアイデアを参照するのによい。分類見出しは約440項目。索引全体は3段組み26ページ、PDF

出版案内:  『TRIZ 実践と効用』シリーズ:『(3S) 階層化TRIZアルゴリズム(入門編)』の出版 と 全巻セット1割引の販売(2014. 7.28)

クレプス研究所(代表:中川 徹)の出版案内、2件。2014年7月28日。
第3S巻:『階層化TRIZアルゴリズム(入門編)-初心者のための図で学ぶ教材』、Larry Ball著、高原利生・中川 徹共訳、クレプス研究所(千葉・柏)刊、2014年7月28日。製本版:B5版ソフトカバー、56頁、本文カラー印刷、定価(税抜き)1200円、送料無料。DL版なし。販売サイト: DLmarket。第3巻の内容で、初心者向けの部分(著者指定)だけをまとめたもの。内容は: はじめに(中川 1頁)、著者序文(7頁)、本文(各章の導入部+「簡易版」)(44頁)です。Larry Ballの考え方、方法が分かります。
全巻セットには、(a) 製本版全巻、(b) ダウンロード(DL)版全巻、(c) 製本版とDL版の全巻の、3種の形態があります。(将来とも)その時点で販売している当シリーズの全巻(現在は4巻)とします。各巻の通常定価の合計の1割引きで販売します。DLmarketサイトからご購入ください。

TRIZフォーラム: 読者の声: 討論: リーン と TRIZ について (2014. 7.13) 

長谷川陽一(神奈川県在住)、熊坂治((株)産業革新研究所)、林 利弘 (林技術士事務所)、 石濱正男(神奈川工科大学)、村田朋美(北九州市立大学名誉教授)、高山直彦 (島津製作所)、 中川 徹(大阪学院大学)
5月31日掲載の、C.M. Thurnesら(ドイツ)の論文「「TRIZ-リーン」でなく、「リーン-TRIZ」を」に関連して、中川の編集ノート(後記)をきっかけにして長谷川陽一さんから詳細なコメントをいただきました。そこで数名の読者の方に討論をお願いして、非常に貴重なご意見・情報をいただきましたので、読者の声の欄の独立ページとしてまとめました。その一部 (特に中川自身のものと、高山さんのもの)を英文ページにしています。
長谷川さんは、歴史的な関係を調べて、トヨタ方式(リーン)の大野耐一氏はフォードの大量生産方式に学び、制約理論(TOC)のエリヤフ・ゴールドラット博士はトヨタ方式に学んだことを説明しています。経営理念とその実現法との関係の説明もすっきりしています。林さんは、トヨタ生産方式を生産ラインのあり方に関する経営哲学に基づく運用改善の方式と捉え、TRIZを技術哲学に基づいた問題解決プロセスの改善のための技法と知識ベースの体系だと捉えて、両者を同じ土俵で論じることは適当でないと指摘しています。また、各組織に特有の企業文化や経営哲学の変革を迫るアプローチは抵抗が大きいから、リーン-TRIZのようなアプローチの方が、抵抗なく浸透できるだろうといいます。熊坂さん、石濱先生、村田先生も、林さんと同様な観点でコメントしておられます。高山さんは、TRIZとシックスシグマの関係をマインドマップで表現し、双方が相補関係にあることを示しています。リーンとTRIZの同様な関係を具体的に書き出すとよいのだといいます。中川は、7月4日の慶応SDMの公開講座でのトヨタの内山田竹志会長の「PRIUSの開発」の講演を紹介しています。同会長は初代PRIUS開発のチーフエンジニアでした。「21世紀のクルマ」の開発をトップから指示され、「低燃費」の目標を1.5倍ではだめで、2倍にせよと指示された段階ではじめて「ハイブリッド方式」の採用を決定したのだといいます。非常に短期間(3年)で、極めて多方面の技術開発が必要であり、それらの全体を構想した上で同時並行開発する、それもいろいろな選択肢の決定ではバックアップなしの決め打ちで(背水の陣で)開発した。その開発方法はトヨタの通常の新車開発とは全く異なるものであった、とのことでした。今回の議論との関係から言うと、するべきこと・したいことを明確にして、それに適した方法を採用したのだ、ということです。-- 読者の皆さんからぜひコメントをお寄せ下さい。

出版案内:  『TRIZ 実践と効用 (3) 階層化TRIZアルゴリズム - 初心者から上級者までの図で学ぶ教材−』 の出版案内 (製本版とダウンロード版)(2014. 6.30)

Larry Ball (米)原著、高原利生・中川 徹共訳、クレプス研究所(千葉・柏)刊、2014年6月30日。販売サイト:DLmarket。
製本版: B5版ソフトカバー、208頁、本文カラー印刷、定価(税抜き)4200円、送料無料。 DL版: A4 PDF(カラー) 208頁、栞機能あり、定価(税抜き) 2400円、利用規約参照。
本体部は、原著2005年、和訳2006−2007年の本HPに連載した全160頁の教材です。その前に序章として、日本TRIZシンポジウム2007での基調講演の紹介 と詳細記録(スライド+講演) を載せ、新しい著者序文 を載せました。原著の多数のイラストを活かすために、本文全ページをカラー印刷にしました。
著者は米国Honeywell社の技術者で、1992年以来TRIZを学び、適用し、教えてきました。TRIZの諸方法と 関連する諸技法を一旦ばらばらにし、製品開発のプロセスとして再構築した、現代化TRIZの教科書です。著者の主張の第一は、「製品開発などでの(意思) 決定には 論理的な順番(前後関係=上下の階層関係) がある」ことです。 ビジネスと市場のニーズを発見する→鍵となる機能を特定する →機能の諸要素を理想化する→機能の諸要素の諸属性を理 想化するという順に進めといいます。これが書名の「階層化」 「アルゴリズム」の意味です。 機能や属性(性質) を「理想化する」段階で、いろいろな問題 (「矛盾」) が現れ、その解決にTRIZの技法が有効です。特に著者は、「物理的 矛盾」を解決する「分離の方法」として、非常に多様な分離の 観点を提示し、多数の事例をイラストで例示しています。すべての説明は初心者のためにわかりやすく、丁寧で、多数の事例の図(イラスト) が何よりも貴重です。 TRIZの諸技法をすっかり組みなおし、製品開発の一貫プロセスにして提示しているのは、上級者にも目の覚める思いです。チラシを参照ください。
購入方法については、シリーズの出版案内のページを参照の上、DLmarketサイトのクレプス研究所の製品のページにアクセスください。

TRIZ 解説:  「階層化TRIZアルゴリズム」とその発展 (2014. 6.30)

Larry Ball (Honeywell、米国)、2014年6月15日、 和訳:中川 徹 (大阪学院大学)、著者序文、日本語版『階層化TRIZアルゴリズム』 (Larry Ball 著、高原利生・中川徹訳、クレプス研究所、2014年6月刊)
今回出版します日本語版 のために、著者が新たに書き下ろした7頁の序文です。2005年の原著、2007年の日本TRIZシンポジウムでの基調講演、の後さらに発展させた著者の考え方をすっきりと解説しています。TRIZの諸方法をその他の製品開発・市場開発の諸方法とともに、全部ばらして、改めて組み上げたのだといいます。構成のためのガイドラインは、各方法/過程での入力情報と出力情報を考え、その論理的な前後関係(すなわち上下関係)を守って、全方法を正しく位置づけることです。これを、「(意思)決定の階層性」と呼び、それに従った(TRIZベースの)一貫プロセスを「階層化(TRIZ)アルゴリズム」として提唱しています。「ある製品を思いついて、その図面を描いて開発予算を要求する」といったよくある例は、この上流プロセスをよく吟味せずに仮定して、ずっと下流からスタートしようとするから失敗に陥りやすいのだ、と言っています。「作れるものを売る」から、「売れるものを作る」への転換を薦めています。深く学ぶべきことと思います。

TRIZフォーラム: 読者の声 (2014年5月〜)  (2014. 6.30; 7.28) 「読者の声」一覧(2014. 6.30; 7.28) 

[和文ページ」 林 利弘 (林技術士事務所)、 村田朋美、高山直彦 (島津製作所)、 池田和康(積水エンジニアリング)
[英文ページ]   Nikolay Bogatyrev (英), KyeongWon Lee (韓), Bill Fowlkes (米), Jiang Guixing (中), Umakant Mishra (印), Jack Hipple (米), Olga Bogatyeva (英), 中川 徹
読者の皆様から、折に触れていただいた感想・ご意見の中から、オープンな通信・議論にふさわしいものを選んで、和文/英文ページに掲載させていただきます。
最近掲載しました諸論文:「韓国のTRIZ活動(K.W. Lee)」、「発明標準解の新しい体系化 (D. Russo(伊))」、「TRIZ-リーンでなく、リーン-TRIZを(C.M. Thurnes (独)」などに対する反響が多くありました。
池田さんから「Larry Ball著『階層化TRIZアルゴリズム』の日本語版の出版に寄せて」というメッセージを4月にいただきました。2006年の和訳連載のときからから読んで、「目の覚める思いがした」と書いておられます。

[英文ページ追記(2014. 7.28)] Shahid Saleem Arshad (豪), Georgy Severinets (韓), James Kowalick (米), Ellen Domb (米)
このDr. Kowalick は、1996年にEllen DombとともにTRIZ Journalを創設し、初期の米国でのTRIZ導入をリードした人です。1999年以後TRIZの学会などには出ていませんが、独自にTRIZを適用してきたとのことで、宣伝などの分野に適用して成果を挙げてきているとのことです。

TRIZ 論文:  「TRIZ-リーン」でなく、「リーン-TRIZ」を (2014. 5.31)

Christian M. Thurnes (Univ. of Applied Sciences Kaiserslautern、ドイツ)、 Frank Zeihsel (Synnovating GmbH、ドイツ)、第13回 ETRIA TRIZ Future 国際会議 (TFC2013)、 2013年10月29-31日、Ecole Nationale d'Arts et Metiers of Paris、 パリ、フランス; 和訳: 中川 徹(大阪学院大学)
本稿の問題意識は明確である。ドイツ (だけでなく日本でも世界でも) の企業で、”Lean" (リーン、リーン工学、すなわちトヨタ(生産・経営)方式) の導入が進んでいる。リーンとTRIZは、ともに、製品開発や生産プロセスなどでのシステムの改善と問題解決のための汎用の方法を目標としている。ところが、リーン体制、リーン実践者たちは、TRIZを (知ってはいても) 使おうとしないのが現実である。リーンとTRIZが協働あるいは統合できないのか、リーン体制の場でTRIZが有用な役割を果たせないのか?著者たちは、TRIZ実践者たちとリーン実践者たちの共同の場 (学会・研究会など) で議論し、提案を実験し、その結果から新しい方向を示した。彼らは最初、「TRIZの諸原理 (発明原理や理想性など) を、リーンの諸概念や諸事例を使って具体化して説明する」という、「TRIZ-リーン」のアプローチを提案・実践した。それは、TRIZ実践者たちには受け入れられたが、リーン実践者たちはその意義を認めず、「TRIZなしで、リーンで十分」と判断した。その後、「両者を変えずに、リーンの体制の中で、リーンの盲点・弱点をTRIZで補強する」という、「リーン-TRIZ」のアプローチを見出し、実験した。具体的には、「リーンで「必要な無駄」として解決が後回しにされている問題を、TRIZの「矛盾」として捉え、TRIZで矛盾を解決する」、「リーンでの製品開発プロセス中に、TRIZのいくつかの方法を適用する」ことであった。これらは、リーンでの「イベント」などの際に、TRIZセッション/ワークショップとして行うと効果的である。このアプローチはリーン実践者たちにもその有効性が評価された。実際の適用に当たっては、リーンの「(諸アイデアを)まずテストしてから設計」、「(いろいろな解決策の)同時並行開発」などの考え方を尊重して、TRIZの短時間セッションでの実施に留意すべきである、という。実践と方法論の両面を検討・実践した結果の、非常に優れた発表である。日本でも、世界でも、これを参考にして、実践が進むとよい。日本語ページには、和訳論文(HTML)、和訳スライド(PDF)、中川による論文紹介と所感(編集ノート後記)を掲載。英文ページは、中川による紹介のみ (英文論文、スライドはETRIAがまだ公表していないのでリンクなし)。

TRIZ 論文:  Freeform Innovation and Ideative Energy (2014. 5.14)

S. Saleem Arshad (Applied Innovations, オーストラリア), 2014年4月23日 寄稿受理
'Freeform Innovation (型にとらわれないイノベーション)’は、本論文で著者が提唱しているもので、創造的なアイデアを生成するための簡単で強力なプロセスです。簡単な例を使って図示し説明しています。10ページだけの簡潔な論文ですが、その基本的なアプローチはよく理解できます。それは、2段階のプロセス、すなわち「Active Observation (能動的観察)」と「Active Thinking (能動的思考)」から構成されています。プロセスは直感的で効果的に進められ、機能の改良/導入を強調しています。思考プロセスの表記法を導入していて、AとBの二つのアイデア/機能を加えそして統合することを、A+Bおよび(AB)で表現します。本論文にはさらにいろいろな新しい概念/用語が導入されていて、「Ideative energy (創案エネルギー)(ユーザ側のものと、製品側のもの)」、「Flow of Ideative energy (創案エネルギーの流れ)」などがあります。これらについては、さらに研究し議論すべきことが多くあり、今後の発展が期待されます。この記事は和訳していません。

TRIZ 論文:  Understanding Secrets of Sustainability through TRIZ Philosophy (2014. 5.14)

Umakant Mishra (インド)、2014年4月9日 寄稿受理
この論文は、Sustainability (持続可能性)に関して非常に明快に書かれた概説です。一般的で概念レベルで記述していますが、Sustainability の本質とその要点をよく理解することができます。TRIZの (個々の方法、ツールでなく) 思想がこの理解を導いてくれます。そのような思想には、原因結果の関係、上位・下位・同位の諸システム、資源(リソース)、矛盾、理想性 (究極の理想解)などがあります。抽象的で概念的な記述ですが、解決すべき本当の問題、Sustainabilityを達成するためのゴールについて非常に明確な説明をしています。それを達成するための方法は、まだまだ研究が必要です。著者の今後の論文に期待します。この記事は和訳していません。
なお、Umakant Mishraの著作『TRIZ Principles for Information Technology』については、中川 徹監訳で和訳出版準備中でしたがいよいよ2−3ヶ月中にクレプス研究所から、刊行する計画です。『TRIZ 実践と効用 (4)  ITとソフトウェアにおける問題解決アイデア集』 ご期待ください。

TRIZフォーラム: 読者の声 (2014年1月〜4月)  (2014. 4.30) 「読者の声」一覧(2014. 4.30) 

[和文ページ」 日比野弘勝 (アルタマネジメント); 貞廣 哲(フジクラ); 中川 徹;菅野等
[英文ページ] Anita Narayan (米)、 Natalia Rubin (ロシア)、  Ellen Domb (米), Ravi Chandra Phani Thalupuru (インド), Rinka Singh (インド)、 Denis Cavallucci (仏)、 David Verduyn (米), Ellen Domb (米), Mahmoud Karimi (イラン), Ravi Chandra (インド), SB Khoh (韓国), Sarimah Misman (マレーシア)、 Isak Bukhman (米)
読者の皆様から、折に触れていただいた感想・ご意見の中から、オープンな通信・議論にふさわしいものを選んで、和文/英文ページに掲載させていただきます。
和文で、40の発明原理を使うコツに関する質問があり、中川が応答しています。(類比思考でなく、6箱方式できちんと考えることを薦めています。)
英文ページには、「子供のためのTRIZベースの創造性教育」の質問とN. Rubinの回答があります。日本企業でのTRIZ推進事例(オリンパス、デンソー)、そして韓国でのTRIZ推進の経験に関しメッセージがいろいろありました。

TRIZ 論文:  アルトシュラーの 76の標準解から 新しい111の標準解へ (2014. 4.30)

Davide Russo* and Stefano Duci (ベルガモ大学、イタリア)、第13回 ETRIA TRIZ Future 国際会議 (TFC2013)、 2013年10月29-31日、Ecole Nationale d'Arts et Metiers of Paris、 パリ、フランス; 和訳: 高原利生 ( )・中川 徹 (大阪学院大学)
本稿は、アルトシュラーが開発した「物質―場モデル」と「76の発明標準解」について、従来の研究をレビューしたうえで、新しい体系に構築しなおしたものです。アルトシュラーは問題を突き詰めて、二つの物質とその間の相互作用(「場」)としてモデル化し、問題のパターンを網羅的に分類して、それぞれの場合に適した解決策を「標準解」として示す方法を作りました。しかし、その「物質―場モデル」の三つ組み表現が特異的と感じられ、また、「76の標準解」の体系が複雑と感じられたために、一般のTRIZユーザにはあまり使われなかったのが実情でした。著者らは、アルトシュラーの本来の意図を継承し、そこに集められた情報をすべて活かし、そのうえで分かりやすく使いやすい体系に再構築したのです。まず、モデル化には、通常の機能分析の概念を使い、二つの物質(ツールとオブジェクト)とその間の作用として表現しました。そして問題を、この作用が「有害または過剰」の(だからその効果を弱める・無くす必要がある)場合と、「不十分または欠如」の(だからその効果を強める・つくる必要がある)場合とにまず分類します。それぞれの場合の解決策の大方針を考え、それらを簡潔な動詞で表しました。有害・過剰の場合には、「(作用を)そらす」、「(作用を)ブロックする」、「(ツールに作用を)生じなくさせる」、「(オブジェクトに作用を)感じなくさせる」、「(システムを別システムと)組み合わせる」、「(作用を)弱める・なくす」という6つでよいことを見つけました。不十分・欠如の場合も同様に6つでよく、著者らはこれらを「アクション」と呼びました。これらのアクションを及ぼすやり方は、「物質を付加する」、「物質を修正する」、「場を付加する」、「場を修正する」の4種であり、それらを「サジェスチョン」と呼びました。12種の各「アクション」に対して、それぞれ2〜3個の「サジェスチョン」の組み合わせが見出されます。4種の「サジェスチョン」をさらに詳細化する情報をもとの「76の標準解」から取り出し、分類整理できています。これらの再整理の結果、25種の「アクション-サジェスチョン」の対で、「標準解」の体系をつくりました。この体系は分かりやすく、全体を容易に把握・参照でき、また個々の標準解の表現も使いやすいものです。紹介(中川)和訳論文HTMLPDF和訳スライドPDF--この論文は、「物質―場モデル」と「発明標準解」とを、すっきりと再編(「現代化」)しており、TRIZコミュニティは今後この表現を広く使っていくとよいと思います。イタリアのTRIZグループによる大きな貢献であり、厚く感謝します。

出版案内:  『TRIZ 実践と効用 (2A) 新版矛盾マトリックス Matrix 2010 (技術一般用)』 の出版案内 (製本版とダウンロード版)(2014. 4.17)

中川 徹 (大阪学院大学名誉教授、クレプス研究所代表)、2014年 4月17日
『TRIZ 実践と効用』のシリーズの第2巻として、Darrell Mann著の最新版の矛盾マトリックス『Matrix 2010』を出版しました。「矛盾マトリックス」は、TRIZを代表する手法として学ばれ、使われていますが、実は非常に数奇な歴史的経過を持っています。現在のTRIZ教科書のほとんど(Mann以外)が掲載しているのは、39×39のマトリックスであり、それはアルトシュラーが紙と鉛筆で労苦して1970年代初めに作り上げたものです。当時の人々も、現代の西側の技術者たちも、その構想の偉大さに魅了されました。しかし、アルトシュラー自身は、その使いやすさと有効性が期待したほどでないことを知り、1970年代半ばにはこれをTRIZの標準のアルゴリズム(ARIZ)から外し、弟子たちにも推奨しなかったのです。1990年代に、まず初期の(基本の)TRIZが西側に伝えられ、(古典的)矛盾マトリックスが広まった(広まってしまった)のです。そのマトリックスのデータを作り直すには、膨大な作業が必要です。その刷新プロジェクトを2000年に開始したのが、Darrell Mannたちで、IT技術を活用し、1985年以後の米国特許の全件分析を行い、「新版矛盾マトリックス」を作りました。2003年版は48×48、そして2010年版は50×50のものです。パラメータの分類もずっと分かりやすくなり、推奨してくる発明原理もずっと適切になりました。科学技術の進歩に従って、矛盾マトリックスの中身も変化してきているのです。古典版でなく、新版の矛盾マトリックスを使うことこそ、アルトシュラーの構想と労苦を受け継いで発展させていくことだと、私は理解しています。
DLmarketサイトで、製本版 (製本直送、B5版154頁、2600円+税) とデジタル版(ダウンロード、1800円+税)を販売しています。詳細ページおよびチラシを参照ください。本件購入者に、希望に応じA2サイズのシート2枚を無料送付するサービスをしています。

TRIZ 論文: 推進事例:  TRIZを企業に導入・普及させるための効果的な戦略 −韓国における失敗と成功の経験からの考察- (2014. 4. 2)

Kyeongwon Lee (韓国産業技術大学(韓国) & INSA Strasbourg (フランス))、第13回 ETRIA TRIZ Future 国際会議 (TFC2013)、 2013年10月29-31日、Ecole Nationale d'Arts et Metiers of Paris、 パリ、フランス; 和訳および資料集リスト: 中川 徹 (大阪学院大学)
本論文は Lee 教授が、韓国におけるTRIZの普及の教訓を書いてくれています。現在、世界中で最も活発にTRIZを導入・普及させ、企業での適用実績を多く挙げているのが、韓国です。TRIZの導入の初期(1996年〜2005年頃)にはいろいろな問題があり、順調に普及しなかった。それを大きく変えたのは、サムスンでTRIZ推進室を作りロシア人TRIZ専門家を招いて実地適用した結果、非常に良い技術成功事例ができた。それをトップが認識し、教育・研修体制を作り、TRIZの実地適用を拡大していった。それが韓国内の他の大企業にも伝わり、非常に大きな、熱心な運動になって、現在の普及状況になっている、といいます。初期のまずかった経験を整理し、そのうえで近年の成功した経験をもとに、企業への導入方法を呈示しています。論文を和訳してここに掲載します。 [(注:中川、2014. 4. 9): ETRIAの要請により、英文のスライドおよび論文へのリンクを一時的に外しました。後日公開された時にリンクを張りなおします。本和文ページおよび英文ページでの中川の紹介はそのままです。]
なお、韓国のTRIZ活動については、いままでにいろいろな機会で発表されたものに私たちは触れてきました。本ホームページで紹介しているものを末尾の編集ノートにまとめましたところ約40件になりました。隣国での発展の様子を折に触れて聞き、読んでいながら、日本のTRIZ普及がはるかに追い越されてしまったことを、残念に思います。よく学ぶべき論文です。

 TRIZフォーラム: Southbeach Modellerの 使い方のコツ (英訳掲載)  (2014. 4. 2)

中川 徹 (大阪学院大学)、2014年 3月24日。
Southbeach Modeller は、モデルの図を描き、分析するための汎用の(安価な、そして素晴らしい)ソフトです。原因-結果の図、機能分析の図、KJ法の図、その他さまざまのタイプの図を、簡便に描くことができます。昨年6月にいろいろな紹介をしました。そのうちの「使い方のコツ」をこのたび、(海外の人の要請に応じて)英訳して掲載しました。

TRIZ/USIT 推進事例報告:  「創造的な問題解決の方法論」の 授業とゼミナールの12年   (2014. 3.16; 4. 3)

中川 徹 (大阪学院大学、名誉教授)、第2回イノベーション教育学会年次大会、ポスター発表、 2014年 3月10-11日、 慶応義塾大学 日吉キャンパス (横浜市港北区)
「イノベーション教育学会』は、東大のi.school、慶応大学の SDM(システムデザイン・マネジメント研究科)、九州大学のQRECなどが中心となって昨年結成されたものです。イノベーションのために必要な、動機づけ、マインドセット、技法、リーダシップなどを、どのように学部生や大学院生(そして若い社会人)に教育していくとよいのかを、大学と企業などが連携して考えていこうとしています。今年は、参加者約200人、一般発表(ポスター発表)40件余で盛会でした。技術分野の方法論はこの学会の主流ではないのですが、だからこそぜひ知っておいてほしいと思い、私は大阪学院大学での実践をかいつまんで報告しました。スライド8枚の報告です。 私の各スライドで記述している資料へのリンクを、ご参考までに明示しました(2014. 4. 3)。

  TRIZ ニュース: 国内TRIZニュース :

- 日本創造学会 第36回研究大会 計画 (10月25-26日、東京)  (2014. 7.28)

- 日本TRIZ協会  第10回日本TRIZシンポジウム 2014 計画 (9月11-12日、東京)  (2014. 3.16;7.28)

  TRIZ ニュース: 海外TRIZニュース :

- 韓国: Korea Global TRIZ Conference 2014 開催計画。 2014年7月8-10日、ソウル(掲載: 2014. 3.16)

- ICSI 2014 開催計画。2014年7月16-18日、サンノゼ(米国) (掲載: 2014. 3.16)

- TRIZfest2014 開催計画 (2014年 9月4-6日、プラハ (チェコ共和国))。 (掲載: 2014. 3.16)
国際TRIZ協会(MATRIZ)は、その法的な登録国をロシアから米国に移転したと発表。(2014. 3.16)

- ETRIA 国際会議 TFC 2014計画:  2014年10月29-31日、ローザンヌ(スイス) 。 (2014. 3.16)

- 米国 Altshuller Institute: TRIZCON2014の 10月頃開催を検討中。Webサイトをリニューアルし、オンラインWebセミナーを開始し、月1−2回のNews Flashを会員に発信している。 (2014. 3.16)

ご案内: 『TRIZ 実践と効用』シリーズを 印刷製本版でも提供開始しました (中川 徹 (クレプス研究所)) (2014. 3.10)

ご案内:  『TRIZ 実践と効用 (1A) 体系的技術革新(改訂版) 新版矛盾マトリックス Matrix 2010 採用』 の出版案内 (製本版とダウンロード版)(2014. 2.16; 3.10)

中川 徹 (大阪学院大学名誉教授、クレプス研究所代表)、2014年 2月16日; (追記:3月10日)
『TRIZ 実践と効用』のシリーズの出版を再開し、『体系的技術革新』の改訂版をその第1巻として皆さんに提供できることは、実にうれしいことです。Darrell Mann のこの著書は、「西側世界で新しくなったTRIZ」 を分かりやすくそして深く懇切に説明した名著です(旧版のページ)。改訂にあたり、矛盾マトリックスの最新版 Matrix 2010 を採用しました。これは、TRIZの創始者アルトシュラーの構想と労苦を受け継ぎ、Mannらが2000年にIT技術を活用して開始した大規模な研究プロジェクトの成果です。矛盾マトリックス一覧表(折込)、およびパラメータの説明(付表2、3) はMatrix 2010 に統一していますが、第10章のテキストは最小限の変更にとどめ、古典版での説明の中に最新版での情報を挿入しております。この改訂は中川が提案して、著者の快諾を得たもので、原著英語版も遅れて改訂される予定です。本ページには、著者の序文(本年1月)、中川のまえがき、目次、日本語改訂版での主要変更箇所(「新訳注」)の例示、および購入法を掲載しています。ご愛読・ご活用ください。チラシ(シリーズ、本書)(2014. 4.17)
書誌データ: 著者 Darrell Mann (英国)、監訳者 中川 徹、訳者 知識創造研究グループ、発行 クレプス研究所、発行日 2014年2月16日、発行形態 PDFファイルのダウンロード および 製本版、登録サイト DLmarket、ページ数 486 +iixx 頁、B5版ソフトカバー。[消費税が8%になりましたので、税込み価格の記述を修正しておきます(2014. 4. 5)]

製本版: ISBN978-4-907861-01-8、定価 7,000円+税560円=7,560円。
ダウンロード版: ISBN978-4-907861-00-1、定価 5,000円+税400円=5,400円。
両方同時購入: 定価 10,000円+税800円= 10,800円。
なお、これらの購入者の希望に応じて、矛盾マトリックスのパラメータ一覧、発明原理一覧、Matrix 2010 のA2 サイズシート(2枚3面) の印刷物を無料でお送りします。購入日、送付先住所、氏名をお知らせください。 (2014. 3.10; 4.5)

なお、続巻は、『(2A) 新版矛盾マトリックス Matrix 2010』 (Darrell Mann著、中川 徹訳)(2014年3月発行予定)です。ご期待ください。

ご案内:  TRIZ関連出版案内: 『TRIZ 実践と効用』シリーズ他:出版再開(ダウンロード形式+製本直送)のご案内 (2014. 2.16;3.10)

中川 徹 (大阪学院大学名誉教授、クレプス研究所代表)、2014年 2月16日 ; (追記:3月10日)
 このたび、『TRIZ 実践と効用』シリーズの出版を、新設の「クレプス研究所 (CrePS Institute)」を発行者として、再開いたします。私が監訳者/訳者として旧(株)創造開発イニシアチブ(SKI)より出版/出版準備しましたもの5編について、同社廃業(2012年末)後私が出版権を継承しておりました。このたび、同シリーズを刷新して、ネットワークからのダウンロードと製本直送の形式で出版を再開することにいたしました。本ページは、出版物(準備中を含む)の一覧とその概要および詳細ページへのリンクを掲載し、また購入方法の案内をしています。購入は、デジタル・コンテンツのダウンロードサイト DLmarket の会員(要登録、無料)となり、同サイト内のクレプス研究所のページに掲載している電子書籍(PDFファイル)を、有償でダウンロードし、また製本直送を指定します。(クレプス研究所ホームページに掲載している) 事業者情報、購入法の案内、購入物の利用規約なども参照ください。(なお、申し訳ありませんが、当面印刷物の形では提供できません。DLmarketが、購入者による印刷・製本・配送の直販体制を開発中とのことで、それができましたらご案内します) ==> DLmarketが2月20日に、「製本直送」のサービス開始をアナウンスしましたので、早速製本版の販売を開始します。完成本を3月5日に入手し、その出来栄えに満足しております。(2014. 3.10)
シリーズのチラシを作成 (2014. 4.17)。『(1A) 体系的技術革新(改訂版)』を出版 (2014. 2.16)。『(2A) 新版矛盾マトリックス Matrix 2010』を出版 (2014. 4.17)。

 

編集者より:  ご挨拶: クレプス研究所の発足と『TRIZ 実践と効用』シリーズの出版再開について (2014. 2.16)

中川 徹 (『TRIZホームページ』編集者、大阪学院大学名誉教授、クレプス研究所代表)、2014年 2月16日; (追記:3月10日)
このたび「クレプス研究所 (CrePS Institute)」を発足させ、私がその代表(Director)となりました。これは、「個人事業」として税務署に開業届をだしました屋号です。最小限の規模ですが、出版や研修などを事業として行うための体制を必要としましたので、開始したものです。事業内容は「創造的な問題解決の方法(TRIZ、USIT、CrePS、など)の研究・教育・普及活動を行う。特に、方法自身の研究開発、方法の実地適用、社会人・学生・生徒への教育と研修、コンサルティング、執筆・翻訳・編集・出版、インターネットによる情報発信、その他学会や公共プロジェクトなどへの参加を通じての普及活動などを行う」。本サイト外にクレプス研究所ホームページを作り、外部のWeb サイト DLmarket からPDFファイルのダウンロード および「製本直送」という形式で、『TRIZ 実践と効用』のシリーズの出版を再開しました。本『TRIZホームページ』の運営方針に変更はありません。どうぞよろしくお願いいたします。

TRIZ 論文:  Innovation: Thinking Differently to Create Value  (2014. 1.26)

S. Saleem Arshad (Applied Innovations, オーストラリア)、寄稿、2014年 1月25日
2009年と2010年にArshad氏の論文を本サイトに掲載して以来、私は同氏から折に触れてメールをいただき、非常に参考になり、励まされています。このたび、本論文(と後続予定のもの2編余)の寄稿を得ました。「イノベーション」という言葉が、キャッチフレーズ/スローガンとして広範に使われているけれども、それが何をもたらし、どのようにして実現でき、その裏で何を失っているのかを考えるべきだという。米国の製造業の急激な凋落を隠すものになっていないかという。製造業を立て直すためには、地道な技術発展のための方法の研究を、「結果論でなく、過程論で」、「概念論でなく、実践論で」考察し、実践・普及させなければならない、と主張している。TRIZのアプローチにも、大きな反省が必要だと、述べています。--よく考えるべき大事な論文だと思います。(和訳の協力者を求めます。)スライドPDF 

TRIZ 論文: TRIZ 適用推進事例:  実践を通じたTRIZ活用の社内推進  (2014. 1.26)

久永 滋、 竹中 博 (株式会社デンソー)、第9回 日本TRIZシンポジウム、 2013年 9月5-6日、統計数理研究所(東京都立川市)
本論文は、9月の日本TRIZシンポジウムで発表され、参加者による「あなたにとって最もよかった発表」を受賞しております。デンソーでは、2003年から継続してTRIZを導入・適用してきたと報告しています。その過程を、導入段階(社外コンサルタント主導のTRIZワークショップでTRIZを学んだ時期)、適用段階(社内推進者が主導して短時間の実地プロジェクトで実践・試行した時期)、応用段階(「ソリューション」を提供し、社内推進者が「伴走」して、実践でTRIZを身につけることをねらった時期)に分けて説明しています。「むすび」では、「実践を通じての推進」、すなわち、「実際の業務課題にまずはTRIZを適用し、小さな成功と失敗を積み重ねて学び、新しいアプローチやツールの模索をする」ことが大事であると述べています。-- そのような実践が、日本中のあちこちの職場で、いろいろな課題に対して、実行されていくように、広げていきたいものです。スライドPDF  

TRIZ 論文: TRIZ 適用推進事例:  TRIZの活用を拡大する7つのソリューション 〜設計リスクの回避にも使えるTRIZ〜  (2014. 1.26)

緒方 隆司 、藤川一広 ( オリンパス 株式会社 )、第9回 日本TRIZシンポジウム、 2013年 9月5-6日、統計数理研究所(東京都立川市)
本論文は、9月の日本TRIZシンポジウムで発表され、参加者による「あなたにとって最もよかった発表」を受賞しております(オリンパス社の緒方氏は3年連続受賞の快挙!!)。同社では、2009年よりQFD、TRIZ、タグチメソッドを導入しています。導入当初より、開発者の視点に立って、開発者の時間・効率を最優先し、目的に合わせて手法を選択適用することを目指してきました。今回の報告で、「目的別に分けた手法(TRIZ他)の使い方」を、「ソリューション」と呼んで、その7つを具体的に示しています。その基礎にある考え方についても、適用の手法要素についても、丁寧に説明されていて、非常に参考になります。この発表は、国際的に見ても、ユニークで貴重であり、国内・海外の多くの方の参考になることと思います。スライドPDF  

編集者より:  ご挨拶: 新年にあたって (2014. 1.11) (2014.1.26)

中川 徹 (『TRIZホームページ』編集者、大阪学院大学名誉教授)、2013年 1月11日
新年を迎え、今年もどうぞよろしくお願いいたします。TRIZ関係以外の方にお出しした私の年賀状を添付いたします(TRIZ関連の方へはホームページとメルマガだけで失礼いたします)。オーロラ(フィンランド)と野外オペラ(イタリア)の写真を拡大して収録しました。この一年の日本政治の危うさを思い、もっと国民生活に深くかかわる大きな諸問題を解決する活動が必要と思っています。そのために、「創造的な問題解決の一般的な方法」を確立、普及させていくことが、大事なことと思います。私の今年のいくつかの目標を書きました。皆さまのご愛読とご支援をお願いいたします。[英訳して掲載しました。(2014. 1.26)]

 


 

2013年 掲載

ご案内:  セミナー:「創造的な問題解決の考え方」(講師:中川 徹、1月22日、東京) (2013.12.23)

「中川の活動カレンダ」に記載のように、セミナーをいたします。主催:TK-Journal 社、日時:1月22日(水)13:30〜17:00、会場: 貸会議室 内海3F-301 (東京、JR 総武線 水道橋駅そば)、講師:中川 徹。
趣旨: 技術者の皆さんはいまきっと仕事に多忙を極めている。解決しなければならない技術的問題が山積している。社会や技術の進歩が激しいから。・・・ただここでちょっと目を上げていただきたい。「技術的な問題を解決するための方法」自身も格段に進歩している。  --- 以下、本ホームページで紹介し、発展させてきました考え方を、分かりやすくお話しします。受講者を募集中です。

TRIZ 論文:  TRIZを適用した『新商品・サービス』システム創出のスキーム 〜「ヒット商品・サービス」をTRIZで解析し、 「新商品・サービス」システムの創出方法を探る〜  (2013.12.23)

ビジネス・経営TRIZ研究分科会(NPO法人 日本TRIZ協会): 吉澤郁雄((学)産業能率大学)、伊沢久隆(ソニー(株))、菊池史子(パイオニア(株))、森谷康雄(富士通アドバンストテクノロジ(株))、池田理((株)ニコンイメージングシステムズ)、第9回 日本TRIZシンポジウム、 2013年 9月5-6日、統計数理研究所(東京都立川市)
本論文は、9月の日本TRIZシンポジウムで発表されたものです。TRIZ協会の研究分科会の一つとして、4年間の継続的な活動を行い、着実に進んできた優れた発表です。(日本TRIZ協会のサイトには「会員専用ページ」に収録されていますが、公開ではありません。)著者の希望・了解とTRIZ協会の了解を得て、本サイトに、和文と英文で公開掲載いたします。ビジネス・経営の分野で、宅配便ビジネスの発展を具体事例として扱い、矛盾を同定して解決するやり方、いろいろな側面での進化の段階を判断して近い将来でのつぎの発展段階を予測する方法、などを例示・考察しています。非技術の分野でのTRIZの利用法として、よく学習するとよい事例分析・考察です。スライドは全体で50枚(PDF 2.3MB)ですが、そのうちの5枚を選択して、HTMLページに画像で貼り付けました。英文ページ(スライドはTRIZ協会英訳)でも公開しましたので、海外のTRIZ専門家や実践者・学習者に読んでもらえることは、有益なことです。

TRIZフォーラム: 読者の声 (意見と応答): 問題解決よりも、問題定義と解決策実施が研究の焦点(Mann)/ 問題解決のための考える方法の確立が重要な土台(中川)(2013.12.23) 

Darrell Mann (英国)2013年10月29日; 中川 徹(大阪学院大学) 2013年11月 5日
「読者の声」の英文ページに11月17日に掲載したDarrell Mannの意見と中川の応答を、このたび和訳して独立ページにしました。Mannのコメントは、「イノベーションの難しさは、適切な問題を取り上げることと、解決策をビジネスとして成功させることにあり、問題解決自身はずっと容易だ」というものです。 私は、CrePSの6箱方式の観点から、「Mannがいう二つの困難な問題は、「現実の世界」で考えるべき問題である。「思考の世界」での問題解決の方法論が、今まで(TRIZを含めて)しっかりした骨格(基本方式、パラダイム)を持たなかったから混乱していたのだ。その骨格を与え、CrePSとして確立すると、「思考の世界」での方法が明確になる。それはイノベーションの基盤にもなり、ビジネス以外にももっと広い分野で寄与する」と、応答しました。研究や仕事の進め方だけでなく、推進活動の基本的なアプローチについての重要な議論です。

TRIZフォーラム: 読者の声 (往復書簡): 創造的問題解決の諸技法の統合について: 企業文化・日常活動とTRIZの推進、VEとTRIZ、目的-手段系と原因-結果系、機能と属性、など(2013.12.23) 

海野誠 (元 川崎重工業) & 長谷川陽一 (神奈川県在住)、 2013年 8月21日〜 9月13日
8月下旬〜9月中旬に、海野誠さんと長谷川陽一さんとの間で熱心に交わされた、4往復のメールによる議論です。「読者の声(8月〜10月)」のページに書きましたように、中川の「創造的な問題解決の一般的な方法論(CrePS)のビジョン」の原稿をきっかけにして、二人の間で交わされたものです。テーマは上記表題に書きましたようなことが主ですが、海野誠さん、長谷川陽一さんがそれぞれ以前から考えてきておられることの一端を述べておられ、縦横に飛び回った感があります。貴重な深い議論の掲載を許可いただいたお二人に感謝します。

編集者より: TRIZフォーラム:  「読者の声」(和・英)一覧ページ (2013年〜)(2013.12.23) 

責任編集: 中川 徹(大阪学院大学),作成:2013年12月19日。(今後逐次更新)
読者の皆様からいただきましたご感想やご意見・討論などを随時掲載してきました「読者の声」のページを、きちんと蓄積して閲覧できるように、一覧のページを作成しました。本ホームページを活発にして、初めての方にとっても常連の方にとっても、親しみやすく、有用なものにいたしたく、皆様のご寄稿とご愛読をお願いいたします。特に、海外の人たちからの通信が英文ページだけになっていることも多いので、折に触れてこの一覧からご覧いただけますと幸いです。

TRIZ 発表:  Universal Trends of Evolution in form of USE and USESoft (2013.12. 9)

Alex Zakharov, Innovation Methodology Specialist (USA)、2013年 9月12日、Boston
TRIZ専門家(レベル4)のZakharov氏から、小生のCrePSへの賛同のメールとともに送られてきた論文(スライド)です。システムの進化の内部プロセスを非常に一般的に記述した図式を作り、それをUniversal Trends of Evoloution (USE)と呼んでいます。具体的に対象とする技術システムに関して、その進化の技術情報をこの図式で整理するとよい。その情報検索にインターネット上の知的探索を行い、この図式をベースにした人工知能ソフトを使い、技術分析に科学者ロボットを使うなら、将来に「発見マシーン」が構想できるのだ、といいます。USEという図式はたしかにうまく表現されていると思います。

TRIZ 論文:  今、改めて『使えないTRIZはない』 〜ソリューションの中核手法として〜  (2013.12. 9)

笠井 肇 (株式会社アイデア)、第9回 日本TRIZシンポジウム、 2013年 9月5-6日、統計数理研究所(東京都立川市)
本論文は9月のTRIZシンポジウムで発表され、参加者による投票で受賞したものです。和文と英文のスライド(英訳:日本TRIZ協会)を掲載しました。「使えないTRIZはない」というのは、2003年にTRIZ専門のコンサルティング会社として出発したアイデア社の標語で、同年9月の日本IMユーザコンファレンスで林裕人氏(現IWEL)がその演題で発表しています。その後の10年間で著者笠井氏が担当したTRIZ適用事例が119件になるとのことで、それらの経験を整理して、現在のアプローチを述べています。TRIZを中核としつつも他の諸技法を取り入れて、「課題に応じて、最適な方法の組(”ソリューション”)を使う」ことを基本方針としています。そして課題を6種に分類し、問題解決、性能向上、新方式の発掘、コストダウン、小型・軽量化、商品企画として、それぞれに対する”ソリューション”を構成して示しました。これらの”ソリューション”によるアプローチの有効性は、ここ数年のTRIZシンポジウムでのいくつかの企業からの成功事例の発表で、裏打ちされています。-- 実践に基づく素晴らしい発表です。中川が提唱しているCrePSの考え方と根底に通じるものがあります。

TRIZ/USIT/CrePS 論文:  創造的な問題解決・課題達成の一般的な方法論 −構想−  (2013.12. 9)

中川 徹 (大阪学院大学)、第9回 日本TRIZシンポジウム、 2013年 9月5-6日、統計数理研究所(東京都立川市)
本稿は9月のTRIZシンポジウムで発表したもので、(9月末に掲載したつもりで)掲載漏れになっていたものです。「創造的な問題解決・課題達成の一般的な方法論」(略称 CrePS)について、その必要性を認識した経過と理由、それを構築するための基本的な考え方と戦略、そして作り上げるべきものの骨子を述べています。10月末に、日本創造学会とETRIA TFCで発表した「CrePSのビジョン」の準備として、CrePSをどのようにして構築していけばよいのか、構築していけるのかを論じています。和文と英文のスライドを掲載しました。

TRIZフォーラム: 読者の声 (2013年11月〜12月)  (2013.11.17;追加:2013.12. 9; 12.23; 2014. 1.26) 「読者の声」一覧(2013.12.23) 

Darrell Mann (UK); S.Alireza Kashizad (France <- Iran); Ramu Iyer (USA); David Verduyn (USA)。応答:中川 徹
S. Saleem Arshad (オーストラリア);Alex Zakharov (USA); Sarimah Misman (マレーシア)
読者の皆様から、折に触れていただいた感想・ご意見の中から、オープンな通信・議論にふさわしいものを選んで、和文/英文ページに掲載させていただきます(和文ページは今月は準備中です)。英文ページで、Darrell Mannから「イノベーション の難しさは、適切な問題を取り上げることと、解決策をビジネスとして成功させることにあり、問題解決自身はずっと容易だ」というコメントをもらいました。私は、CrePSの6箱方式の観点から、「Mannがいう二つの困難な問題は、「現実の世界」で考えるべき問題である。「思考の世界」での問題解決の方法論が、今まで(TRIZを含めて)しっかりした骨格(基本方式、パラダイム)を持たなかったから混乱していたのだ。その骨格を与え、CrePSとして確立すると、「思考の世界」での方法が明確になる。それはイノベーションの基盤にもなり、ビジネス以外にももっと広い分野で寄与する」と、応答しました。他に、Southbeachモデリングソフトに関する質問・応答が2件あります。
A.S. Arshardと A. Zakharov からCrePSに賛同する意見をもらい、英文ページに、掲載しました。(2013.12. 9)
S. Mismanの短信を掲載しました。また、「読者の声」の一覧ページ を作成し、Darrell Mannと中川の討論(11.17掲載)を和訳して独立ページ にしました。(2013.12.23)

英文ページで11月のS. Saleem Arshadの記述の中に混乱がありましたので、中川がコメントを補足しました(2014. 1.26)。

TRIZフォーラム: 学会参加報告 (29):  ETRIA (欧州TRIZ協会)主催 14th TRIZ Future Conference 2013 (TFC2013) (パリ、フランス、2013年10月29-31日) 参加報告 (2013.11.17)  (英訳掲載:2013.12.9)

 参加感想: 泉 丙完(早稲田大学)、2013年11月 5日  
早稲田大学の澤口学教授の研究室では、先生自身と3人の(社会人)大学院生が参加し、4編の発表をしました。泉さんの報告と感想を掲載しました。「これは毎年欧州で行われている、TRIZに関する国際Conferenceで、毎年、欧州以外にも米国、アジアや中東等からの参加者も参加している。この学会の大きな特徴は、企業の実務者と大学の研究者らがほぼ半々くらい参加していることであり、今回の発表でもScientifice sessionが41件、Professional sessonが35件あり、実務と研究のバランスのとれたConferenceであった。今回注目すべき点としては、140人の参加者の中で韓国からの参加者が20人と多く来ており、韓国のTRIZ熱を感じさせられた。注目した発表4件を簡単に紹介する。」

 参加報告: 中川 徹 (大阪学院大学)、2013年11月12日   (英訳掲載:2013.12.9)
パリでの開催となり、例年よりも参加者が多く、論文の投稿数と受理発表数も多くて、充実した学会であった。3日間のダブルトラックでの講演を聞き、Proceedings でアブストラクトを読んだ段階であるが、注目すべき論文をリストアップして簡単に紹介したら、(ほぼ半数の)37編になった。いつもの(Personal Reportでの)分類をして示している。内容的にも多岐にわたり、重要なものがいろいろある。今後、これらから精選したものを、和文/英文で掲載したいと考えている。 ==> この参加報告を英訳して掲載しました(2013.12.9)

TRIZフォーラム: 学会参加報告 (28):  第9回 日本TRIZシンポジウム 2013 (統計数理研究所(立川市)、2013年 9月 5 - 6日) 参加報告 (2013.11.17) (英訳掲載:2013.12.9)

中川 徹 (大阪学院大学)、2013年11月 7日
表記のTRIZシンポジウムが2日間開催され、招待講演6件(海外2件)、一般発表23件(海外1件)、参加者約140名(海外6-8名程度)であった。公式報告は日本TRIZ協会のホームページを参照されたい(招待講演と受賞発表5件の発表スライドが公開されている)。今回私は運営には関与せず、一発表者として参加した。ここに掲載するのはPersonal Report (3頁)であり、一般発表の中で注目すべきもの12件について簡単に紹介している。全体として、しっかりと運営され、内容的にも優れていて、(国内的には)盛会であったといえる。課題は、国際性が大幅に縮小したことと、国内主要企業からの発表が減少したことであろう。(参加報告の英訳はこれから)
==> 英訳して掲載しました(2013.12.9)
日本TRIZ協会のサイトに、招待講演だけでなく、一般発表の全件のスライドが和・英で公開掲載されました。本『TRIZホームページ』には、精選した発表数件を紹介・掲載してきています。(2014. 1.26)

創造性講演:  創造的企業と創造技法  (2013.11.17; 11.18)

高橋 誠 (創造開発研究所、日本教育大学院大学)、第4回 Global TRIZ Conference in Korea 2013、特別招待講演、 2013年7月9-10日, Seoul Trade Exhibition & Convention、ソウル、韓国
高橋先生は、1960年代(学部学生の時代)からずっと、日本の創造性運動をリードしてきた指導者です。1974年に(株)創造開発研究所を興して、多数の企業や自治体を指導し、その後日本創造学会の理事長・会長をも務め、著書・編著は『新編 創造力事典』(日科技連、2002年)他、約70編があるとのことです。この韓国のTRIZ国際会議の特別招待講演では、その多くの活動経験に基づいて、創造的な企業のやるべきことや創造性技法全体について話しています。例えば、北海道旭川市の旭山動物園の事例の分析では、「(普通の) 動物たちの持つ習性を、身近に自然に見ることができる」というコンセプトづくりが成功のカギだったといいます。私自身をはじめ、日本のTRIZの推進者やユーザが、日本の創造性の技法、実践、教育のさまざまな人や動きともっとつながるようにするとよいと感じました。その発表全体をここに掲載できるのは嬉しいことです。もとのスライドは英文 (PDF 4.3 MB)ですが、HTMLページでは(中川が)章・節の見出しをつけて全体構成を明示しています。なお、編集後記に、創造性技法の全体像について中川がコメントしています。

TRIZホームページ(TRIZ Home Page in Japan) の 満15年にあたって (中川 徹) (2013.11.17)

本ホームページを創設して(11月1日で) 満15年になりました。TRIZの理解と普及のために、非営利の立場で情報の公開による紹介・発信・交流を進めることを目的としております。ボランティアで開始し編集しておりますが、個人のホームページではなく、読者の皆さんの寄稿を掲載する「公共サイト(Public Web site)」を目指しています。また、和文と英文の並行したページ作りに努力して、日本と海外との協力関係を作ることを目指してきました。世界の各国・地域に公共Webサイトを作り、グローバルで自律的なネットワークを作ろうと提唱しています。また、私自身は昨年来、TRIZ/USITをベースとしつつも他の諸方法を統合して、もっと普遍的に使える「創造的な問題解決・課題達成の一般的方法論」を確立・普及させたいと考えています。このホームページも今後少しずつテーマ範囲を広げて行くつもりです。なお、2005年11月以降のvisit数は、(11.6現在) 和文トップページが 197,984 (この一年で約 18,000増)、英文トップページが 33,497 (この一年で約 3,400増) でした。読者の皆さんのTRIZの理解と導入に本ホームページを活用いただけますと幸いです。ご寄稿をお待 ちしております。

 

CrePS資料:  創造的な問題解決・課題達成の一般的な方法論 (CrePS): 体系的な資料 (技術分野用)  (2013.10.20)

編著: 中川 徹 (大阪学院大学)、2013年10月19日。
本ページは、「創造的な問題解決・課題達成の一般的な方法論 (略称:CrePS)」 の体系の記述を、階層構造の形式で、累積的に記録し、いつでも一覧できる形にして、公表しようとしているものです。その概要は私自身が記述してきていますが、今後、複数の(多数の)人たちの貢献をお願いし、多数回 (際限なし)の推敲が行われるものと考えています。ともかくその第一歩を踏み出すことが有益と考え、このページを作成しました。いろいろな方から(本ページの趣旨と構成に沿った形での)原稿をいただきましたら、編集者(中川 徹)が調整したうえで、記述者名を明記して、掲載記事に反映させることを考えております。よろしくお願いいたします。

全体は、つぎの3部構成です。骨子をHTMLのページに記述し、その詳細記述資料を(当分)Excelファイルで掲載します。
(A) 初期部: 「現実の世界」で、 第1箱 ==> 第2箱。 骨子、 骨子英文、 記述Excel   Excel 英文
(B) 主要部: 「思考の世界」で、 第2箱 ==> 第3箱 ==> 第4箱  ==> 第5箱。 骨子、 骨子英文、 記述Excel   Excel 英文
(C) 後続部: 「現実の世界」で、 第5箱 ==> 第6箱。 骨子、 骨子英文、 記述Excel   Excel 英文

現在、(A)(B)(C)とも、骨子のレベルでは和文・英文が揃っています。和文では、(A)(B)(C)とも詳しい記述をし、特に(B)ではもう一段詳細の記述をしていますので、この構想をかなり理解いただけるものと思います。詳細記述の英訳はこれからです。

TRIZフォーラム: 読者の声:  読者の声 (2013年8月〜10月) (2013.10.20)

石濱正男 (神奈川工科大学)、 長谷川陽一 (神奈川県在住)、 熊坂治 (産業革新研究所)、 海野誠 (元 川崎重工業)、 林利弘 (林技術士事務所)、 佐々木伸一 (仙台高専)、 山口栄一 (同志社大学)、他。2013年8月〜10月。
Shahid Saleem Arshad (Australia), Shireen Al - Jaouni (Palestine), Yury Danilovsky (Russia/Korea), Ellen Domb (USA), Khairul Manami Kamarudin (UK/Malaysia), Richard Platt (USA), Umakant Mishra (India)、 2013年8月〜10月。
読者の皆様から、折に触れて感想・ご意見をいただいており、大変励みになり、感謝しております。今年の8月以降にいただきましたものの中から、まだ独立ページに反映できていず、多くの読者の方にも読んでいただくとよいと思いますものを集めて掲載いたします。 トピックは、大部分が本ホームページの掲載記事に関連しています。その他に、私が書きました学会発表論文の原稿を予め数名の方に送って、ご意見をいただいたことがあります。海外からのものも、(英文ページだけですが)お読みいただけると参考になるでしょう。

TRIZ/USIT/CrePS 論文:  創造的な問題解決・課題達成の一般的な方法論 (CrePS) −そのビジョン―  (2013.10. 3; 10.25)

中川 徹 (大阪学院大学)、日本創造学会 第35回研究大会、 2013年10月26-27日、 日本医療科学大学 (埼玉県入間郡毛呂山町);
”General methodology for creative problem solving and task achieving (CrePS): Its vision”、中川 徹 (大阪学院大学)、 13th ETRIA TRIZ Future Conference (TFC2013)、2013年10月29-31、Ecole Nationale d'Arts et Metiers of Paris, Paris, France
本ページは、私が提唱してきています「創造的な問題解決・課題達成の一般的な方法論 (略称:CrePS)」について、その「ビジョン」を中心として、きちんとした文章にまとめたものです。同じタイトルの論文で、和文は日本創造学会研究大会で(TRIZ外の)創造性教育・創造技法の研究者向けに、英文は欧州のETRIA TFC2013でTRIZの研究者・実践者向けに書いており、序論部分だけ書き替えて本論部分は基本的に同じです。学会開催前ですが、より早くに、より多くの人たちに読んでいただき、討論いただきたく、掲載しました。
新しい「6箱方式」というパラダイムを導入することにより、創造的な問題解決のいままでのさまざまなアプローチ(TRIZを含む)を統合することができ、すっきりとして豊富な技法の体系ができることを論じています。その体系は大きく分けて3段階からなります。(a) 「初期部」:まず実世界で問題をとらえて適切に絞り込む段階、(b) 「主要部」: 思考の世界で、問題を分析して、現在のシステムの理解と、理想のシステムのイメージを作り、新しいシステムのためのアイデアを作って、それらを解決策のコンセプトに組み上げる段階、そして、(c) 「実装部」:現実の世界に戻って、解決策のコンセプトを実際の商品やサービス中の具体的な解決策として実現する段階、です。これらの中身の概要を、まとめて示しています。--「このようにすっきりと統合した方法論を作り、普及させて、世界中の様々な領域の問題解決に活用しよう」というのが提唱しているビジョンです。多くの方の理解と協力を得たいと願っています。
和文ページに(創造学会)論文(HTMLとPDF)、英文ページに(ETRIA)論文(HTMLとPDF)を掲載し、また、本方法論の関連ページの一覧表を載せました。
発表スライドを掲載しました。和文スライド(創造学会)(HTMLとPDF)、英文スライド(ETRIA)(HTMLとPDF)。(2013.10.25)

TRIZ/USIT/CrePS 紹介動画:  創造的な問題解決の考え方を身につけよう (2013.10. 3)

USTREAM放送番組: 「発明家 永谷の 教育イノベーション」、 2013年 9月27日、ゲスト:中川 徹 (大阪学院大学)、インターネット動画配信:USTREAM http://www.ustream.tv/recorded/39283391 ; 同 YouTube:  http://www.youtube.com/watch?v=cxpQNTiRzBQ 
本件は、Netmanという会社を興して、教育イノベーションのためにいろいろな試みを行っている永谷研一氏のトーク番組に、中川がゲストとして出演したものです。9月27日の19:15から(編集なしの)生放送で、インターネット配信をしました。アーカイブに保存してありますので、誰でもいつでも視聴できます。30分の放送の中で、TRIZの考え方をベースにして、「創造的な問題解決の考え方」を伝えようとしたものです。永谷さんからは、パワーポイント資料7枚程度と指定されていたのですが、私が作ったのはスライド12枚になりました。そぎ落としてしまうと分からなくなりますので、やむを得ないかと思います。このスライドを当日話した順で掲載しておきます。動画を補う形でご覧ください。 USTREAM動画YouTube 動画

フォーラム: Southbeach フォーラム: Southbeach Modeller 試用報告(1):  Southbeach Modeller 3ヶ月間(20130620 to 0920)の試用レポート (2013.10. 3)

岡田守正 (株式会社ヨークマート)、2013年9月18日。
6月に紹介しました、モデル表記の汎用ソフトウエア Southbeach Modeller の試用レポートの第一号です。大変示唆に富むものです。独立ページにし、モデルの原図(.sbm) も掲載しています。
「Southbeach Modellerの存在を教えていただき又、試用をさせていただきありがとうございました。
使用目的: スーパーマーケット機能のモデル化により複雑で手のつけにくいスーパーマーケットづくりの改革や、新業態開発の方法を「見える化」する。
試用感想: 直感的に構想が組み立てられるので、新しい仕組みを創造していくにはかなり有益なものと思われます。(中略)
作成モデル例: ご参考にモデル化した(うちの)3件を添付しました。(1) 都心型小型SMの構想設計、(2) 小売機能単位モデル 、(3) 小売機能問題解決用「USIT―知分可モデル」の試作。(中略) Southbeach Modellerを使い、さらにスーパーマーケットの進化を推し進めていきたいと思います。 日本語版が出るともっと使いやすくなるでしょう。」

フォーラム: 福島原発事故:  東電原発事故の本質 ― JR福知山線事故との精神的類似性―  (2013. 9.20) (2013.10. 3)

山口栄一 (同志社大学)(FUKUSHIMAプロジェクト)、東大YMCA OB座談会(2013年2月28日、東京); 東京大学学生キリスト教青年会『會報』 第139号 pp. 34-45 (2013年8月6日)。
本件は、『FUKUSHIMAレポート - 原発事故の本質』という報告を出版 (2012年1月30日、日経BPコンサルティング刊)した、「草の根事故調」:FUKUSHIMAプロジェクトの委員長山口栄一教授による、講演録です。原発事故に関しては、4つの「事故調」(すなわち、「民間」、「東電」、「国会」、「政府」)がそれぞれ詳細な調査報告をしておりますが、論点が多岐にわたり、事実関係が不明確な部分も多く、本質が曖昧なままになっています。本講演は、つぎのように論じています。「津波のために全電源を喪失し、非常用炉心冷却系(ECCS)が機能しなくなった後でも、実は「最後の砦」があったのです。1号機では「IC」(非常用復水器)、2、3号機には「RCIC」(原子炉隔離時冷却系)という「最後の砦」があって、ECCSがダウンした後も、1号機のICは8時間、3号機のRCIC(とHPCI)は36時間(1日半)、2号機のRCICは70時間(約3日)動いて、冷却を続けていたのです。この「最後の砦」が動いている間に手を打てば、原子炉は暴走しませんでした。そして客観的にみて、少なくとも3号機と2号機については、海水注入をする余裕がありました。ところが、経営者はそれを拒んだ。・・・この原発事故の原因を考える時に、リスクマネジメントの問題や現場の失敗にばかり目を向けると、問題の本質を見誤ります。本質は、リスクマネジメントでも現場の失敗でもない。技術経営の過失なのです。」-- 同様に技術の本質的な限界・制約を経営が無視したための事故の例として、2005年の尼崎での脱線事故を挙げています。重要な論点と思い、本ホームページに掲載します。講演録のHTML版PDF版、講演スライドのPDF版、および外国人記者へのニュースリリース(2011年11月)の英文スライドを掲載しました。編集後記も参照ください。

英文ページに、山口栄一教授の国際会議 (ISIS2012、英国ケンブリッジ大学、2012年9月11日)での講演を追加掲載しました。Fukushima Report (2)(2013.10. 3)

TRIZ 論文(ビジネス):  小企業のための戦略: 『競争に打ち勝つ戦略家の精神: すべての困難に打ち勝つ12のビジネス戦略』  (2013. 9.20)

Len Kaplan (韓国)、2013年 7月13日。
米国のTRIZベンダーでTRIZコンサルタントをし、この4年ばかり韓国で働いている著者が、2009年に出版した著書の要点を書き下ろしてくれた記事である。新興の小企業が、「最初の成功」をしたのちに、競合大企業に目をつけられて攻撃を受けるという、クリティカルな時期をどう乗り越えるかのビジネス戦略についてを論じている。著者が薦めるのは、そのような攻撃を受ける前に十分に準備して、戦わないで別のマーケットや別の製品に逃げてしまえるようにすることである。著者の戦略は、著者自身が強調するように、直感に反するもので、その実行はずいぶん困難に思える。しかし著者は、それこそが、新興企業がこの困難な時期に生き残り、さらに成長するための、唯一の戦略だという。12の戦略の各章には、要点、ビジネスのジレンマ、戦略の概要、失敗事例(1-2件)、成功事例(1-2件)の記述がある。和文ページは紹介だけで、英文ページにHTML版とPDF版を掲載する。

TRIZ/USIT/CrePS 論文:  創造的な問題解決/課題達成の 一般的な方法論の確立のために (2013. 8.28)

中川 徹(大阪学院大学)、第4回 Global TRIZ Conference in Korea 2013、特別招待講演、 2013年7月9-10日, Seoul Trade Exhibition& Convention、ソウル、韓国。
本稿は、7月の韓国でのTRIZ国際会議で話しました特別招待講演のスライドを和訳したものです。韓国でのこの国際会議の状況は、別ページの参加報告を参照ください。 内容的には、この1年ばかりいろいろなところで話しましたことを、最新の形で整理しなおして話しています。第1部:なぜ新しい目標がいるのか?第2部: どのようにしてTRIZから新しい目標に進化するか?(従来の諸方法、TRIZ再考、USITのアプローチ、6箱方式、創造的問題解決の一般的方法論(CrePS))  講演は45分いただきましたので、できるだけ分かりやすくと思い、35枚のスライドを作りました。ただそのうち、☆Skip と表記していますのは、時間の関係上簡単にしか話さずスキップする/したものです。PDF版のほかに、読みやすいように画像のHTML版を作り、簡単な目次をつけておきます。英文ページ も同様の構成です。 

TRIZフォーラム: 学会参加報告(27):  韓国 4th Global TRIZ Conference (GTC 2013) (ソウル、韓国、2013年 7月 9-10日) 参加報告(2013. 8. 4)

中川 徹 (大阪学院大学)、2013年 8月 1日。 
私は、GTC2013の特別招待講演に招かれ、初めて韓国を訪問しました。基調講演は、Dr. Simon Litvin (米)とMs. Karen Gadd (英)、そしてもう一人の特別招待講演が、高橋誠氏(創造開発研究所、日本創造学会 元会長)です。参加者約230名、海外9か国から参加。一般発表39件。公用言語を英語とし、スライドとProceedingsを英語で統一し、主会場での発表・質疑をすべて英・韓の同時通訳をしていました。今年は、企業からの実地適用事例の発表を強化したとのことで、サムソンやPOSCOからの良い発表が多数ありました。韓国企業内で活躍しているロシア人TRIZ専門家たちも多く参加し、TRIZの方法の改良・発展についても、TRIZの教育、TRIZベースの教育についても、質の高い発表がいろいろありました。内容的に充実し、また適切に運営されていた良い学会であったと思います。韓国の大企業でのロシア人TRIZ専門家が主導する初期段階をすでに越えて、沢山の韓国人TRIZリーダ・実践者たちが、企業内で、大学で、また社外コンサルタントとして、活躍してきている段階になっていることを実感しました。

TRIZフォーラム: 論文:  日本における科学者の責任論の議論の系譜とその課題: 省察に注目した解決策の考察  (2013. 8. 4)

大河 雅奈 (北陸先端科学技術大学院大学 博士後期課程) 、発表: 第3回知識共創フォーラム、2013年 3月2−3日、 北陸先端科学技術大学院大学東京サテライトオフィス (東京都港区); 論文掲載: 『知識共創』 3, pp.W4-1-4-10 (2013年7月26日) http://www.jaist.ac.jp/fokcs/papers/S_paper_Okawa.pdf
本稿は、2011年の 3.11 東日本大震災と福島原子力発電所事故の後で、大学院生である著者が、「科学者は、そして自分は、何をするべきなのか?」を考えるために、取り組んだものです。「科学者」「責任」「倫理」などのキーワードをタイトルまたはアブストラクトに含む日本語の著書・文献140編余 (実際には200編余り)を読んで、まとめたといいます。概要では、「(アカデミックな) 科学者の責任論には、職業倫理として「不正を行わない」という内部責任論と、社会に対する科学者の責任を考える外部責任論との、二つの大きな流れがある。時代やテーマに応じてこれらの中にさらにいくつかの系統の議論があるが、それらがばらばらに議論されることが多く、諸系統を繋ぐ議論が少ない。また、社会の影響によって責任の内容や課題が変化しているにも関わらず、その認識が遅れ、制度・教育改革といった科学者の実際的な行動が遅れる傾向がある。本稿では、科学者の行動を促すための方策として、科学者が社会の状況をよりよく把握し、科学者個人およびコミュニティとしての責任を再認識するために「省察」を行う重要性を指摘した。」と書いています。
私は、3月に大河さんの発表を聞き、その膨大で緻密な作業と真剣な姿勢に、深い感銘を覚えました。若い研究者が、このような社会的なテーマに真剣に取り組み、それをきちんとまとめて発表してくれているのは、実にありがたいことです。本サイトの読者の皆さんに、またもっと多くの方に読んでいただきたく、ここに掲載させていただきました。掲載を許可いただきました「知識共創フォーラム」と著者に感謝します。和文ページに、論文のHTML版とPDF版、スライドのイメージ版とPDF版を、英文ページには論文概要のHTML版を掲載します。

TRIZ論文:  技術と制度における運動と矛盾についてのノート (2013. 8. 4)

高原利生() 、 『TRIZホームページ』 初出掲載論文、 2012年11月 22日 受理、2013年7月30日微修正、8月4日掲載。 
「差異解消の理論」(=問題解決・課題達成の理論)について、独自に考察されてきている高原利生さんの新着論文(和文20頁、英文14頁)です。「技術」というのは、人間が自然に対して働きかけることを媒介する手段(技術手段)とその生成、利用、運用のすべてのこと。「制度」というのは、人間が人間の共同体に働きかけることを媒介するもの(すなわち共同観念)、およびそれを作り、利用、運用する過程のすべてのこと。これらをきちんと考えるために、認識できるものすべて(すなわち、ものと観念(アイデア)と相互作用)と、それらの間の関係と変化(すなわち、「運動」)を、(TRIZでの概念をベースに)考察していっています。マルクスが『資本論』で論じた貨幣経済の誕生以前に、人類は「物々交換」という非常に有益な共同観念(「制度」)を獲得したのだと著者はいいます。そして著者は、矛盾の概念についても、弁証法についても、従来の理解をずっと発展させる議論をしています。-- 実に大きなスケールの議論であり、貴重な論考であると思います。和文で、論文のHTML版PDF版、英文で概要のHTML版論文のPDF版を掲載します。また中川が簡単に高原用語の解説をつけています。

TRIZ/USIT 論文:  創造的な問題解決・課題達成のための一般的な方法論を確立しよう (2013. 6.22)

中川 徹(大阪学院大学)、第3回知識共創フォーラム、2013年 3月2−3日、 北陸先端科学技術大学院大学東京サテライトオフィス (東京都港区)。
本稿は、3月に「知識の共創(共同で創造する)」を主題としたシンポジュウムで発表し、議論してもらったものです。本稿に関連した内容は、今まで本『TRIZホームページ』、日本TRIZシンポジウム、欧州TRIZ 学会で発表してきましたが、今回はじめてTRIZ以外の広い分野の人たちに話すことになりました。私の2頁の概要に対して、事前の査読で「筆者の目指す「創造的な問題解決・課題達成のための一般的な方法論」は既にあるのではないでしょうか。…」という意見をいただきました。 私は、このコメントにできるだけ対応するように、論文と発表スライドを作りました。その要点は、
「「一般的な方法論」はまだまだできていない。いろいろな方法やアプローチがあるけれども、しっかりと統合する枠組みが必要である。そのような、「一般的な方法論」は、いままでの一つ一つの方法 (個別の方法・技法・アプローチ)よりも、もっと上位にあって包括するものだ。そしてそのような枠組みとして、従来の科学技術(とTRIZ)で考えられてきた「4箱方式」から、(USIT で見いだされた)「6箱方式」に移行するとよい。それをベースにすると、「創造的な問題解決・課題達成の一般的な方法論」を構築できる。」ということです。
論文のHTML 版 と PDF版、および発表スライドのイメージ版PDF 版を掲載します。英文ページにはスライドのイメージ版PDF版を掲載します。

  TRIZ ニュース: 日本TRIZ協会  第9回日本TRIZシンポジウム 2013 (9月5-6日、立川)、プログラムの発表と参加者募集  (2013. 6.22; 8. 4)

日本TRIZ協会のホームページにプログラム、発表のアブストラクト、および参加者募集要項が掲載されました(6月14日)。
プログラムの第2次発表(微小変更のみ)(7月27日)。

  TRIZ ニュース: 海外TRIZニュース:

海外TRIZニュース: 欧州:  ETRIA 国際会議 TFC 2013計画:  2013年10月29-31日、パリ (フランス) 詳細プログラム発表 (9/19) (2013. 9.20)

 海外TRIZニュース: 韓国 4th Global TRIZCON 2013 in Korea (7月9-11日、ソウル) 詳細プログラムの発表有り。 (2013. 6.22)
==> 参加報告(中川 徹) (2013. 8. 4)

 海外TRIZニュース: 台湾 ICSI-CAI 2013 (6月27-29日、シンチュー) 詳細プログラムの発表有り。 (2013. 6.22)

 海外TRIZニュース: ウクライナ MATRIZ TRIZfest-2013 (8月1-3日、キエフ) プログラムの発表有り(7/15)。 (2013. 8. 4)

TRIZフォーラム:  Southbeach フォーラム: Southbeach 表記法とモデリング: 紹介・情報交換・評価のページ (2013. 6. 9; 8.4; 10. 3;10.20)

責任編集: 中川 徹 (大阪学院大学)、作成: 2013年 6月 9日。
本ページは、Southbeach という モデル表記法、それを実装したSouthbeach Modeller というソフトウエアツール、およびこれらを活用したモデルの表現とそれによる問題解決と共同意思決定の事例などについて、情報を紹介・提供して、その評価と普及を図ることを目的として、開設しました。Southbeach社の公開情報の紹介、中川による紹介だけでなく、ユーザや読者の皆さんからの寄稿を掲載していきます。

本ツールの試用を始められたユーザからのメッセージを掲載します。最初は、スーパーマーケットの店舗開発を見える化したいという岡田守正さんの状況報告です。(2013. 8. 4)
岡田守正さんの3か月間試用報告(作成モデルの例 3件他)を掲載しました。(2013.10. 3)
CrePS-SBプロジェクトでの3か月間無償試用を海外の人たちにもオープンにしました。(2013.10.20)

 Southbeach Modellerの試用・評価のための「CrePS-SB プロジェクト」について  (2013. 6. 9) (2013.10.20)

中川 徹 (大阪学院大学)、2013年 6月 9日。
Southbeach Modellerの試用と評価を促進し、そのバリアを下げるために、「CrePS-SBプロジェクト」をスタートさせ、ボランティアの方に、Southbeach Modellerでのモデル作りができる「3か月間の無償 Editor mode試用」を提供することにいたしました。1か月時点で感想と進捗状況の報告、3か月時点で他の人にも役に立つ報告をお願いします。本ページに具体的な手順を掲載しました。
(SB社の了解を得て)「CrePS-SBプロジェクト」での3か月間無償試用を海外の人たちにもオープンにしました。(2013.10.20)

 Southbeach Modellerの 使い方のコツ  (2013. 6. 9)

中川 徹 (大阪学院大学)、2013年 6月 9日。
Howard Smithの論文和訳ページに示しています27件の図は、(英文の図を見て) 中川自身がSouthbeach Modeller で作成したものです。1日足らずの作業で完了し、その ソフトのわかりやすさ、使いやすさに感心しました。初心者のための使い方のコツを本ページに紹介しました。今後、他の方の寄稿をも掲載していきたいと考えています。

TRIZ 論文:  赤、緑、そして青 - Southbeachを使って状況を改善する (2013. 6. 9)

Howard Smith (CSC European Group、イギリス)、 BPTrends (Business Process Trends)、2011年 1月 4日; Southbeach Solutions Ltd., White Paper (2011)。和訳・紹介: 中川 徹(大阪学院大学)、2013年 6月 6日。
本稿は、前掲の「Southbeach Modeller」のベースにある表記法と、その開発の思想・哲学を書いたものです。「状況」とはいろいろな問題・課題・矛盾を抱えている現状です。それを表現するのに、 「箱と線」のダイアグラムを使っています。箱でものやことを表し、線(矢印)でそれらの関係を表します。赤色で有害なもの(例えば、問題)を表し、緑色で有用なもの(例えば、解決策)を表し、状況を多様な角度から表現・分析できます。そして、問題解決のために合意した行動を青色で書きます。一貫した表記法で、豊富な機能を持っています。
私が最も感銘を受けたのは、このモデル表現をつかって、対立する意見をきちんと表現していくことが、合意の形成を推進することです。そのことを、いろいろな例を使って、論理的に説明しています。 (技術分野の事例でなく) ビジネス分野の一般的な事例で矛盾や問題解決について話していますが、新鮮で、深い洞察を持った説明です。問題解決、共同意思決定などのためのたくさんの技法に対して、このモデル化を汎用的に使えるというのは、素晴らしいことです。
和文ページには和訳論文をHTML で、英文ページには、中川の紹介と 原論文をPDFで  掲載しました。

TRIZ ソフトウエアツール:  Southbeach Modeller 3.0 の紹介: 思考モデル記述のための汎用ソフトウエア (2013. 5.29)

”Southbeach Modeller 3.0 Overview"、Southbeach Solutions Ltd. (イギリス)、 White Paper (2013)。和訳・紹介: 中川 徹(大阪学院大学)、2013年 5月27日。
イギリスで新しく開発されたもので、TRIZの原因-結果のダイアグラムの表記に触発されて、それをもっと一般的にし、いろいろな思考モデルを自由に描くことができるようにしています。Business Process Management (BPM)にTRIZを取り入れて、ビジネスプロセスのイノベーションの方法を構築することがそのモチーフにあります。2006年ころには構想が練られ、2008年にモデル記述の言語「Southbeach表記法」を確立して、ソフトツールの開発が進められたようです。2011年にHoward Simithが、その表記法を駆使したモデル作りでどんなことができるかを論文発表し、私は大変感銘を受けました。今年の4月に3.0版がリリースされたところです。今回同社の許可を得て、まずここにソフトの概要 (Overview)  を和訳・紹介します。 H. Smith  の論文(2011)の和訳は次回掲載の予定です。同社のWeb サイトには、非常に豊富な資料が無償で公開されています。このツールは、表現力と汎用性、機能性と使いやすさなどが優れており、安価ですので、将来の発展性が大きいと思われます。「数のためのスプレッドシート <=> アイデアのためのモデル化シート」というのが要点。本ソフトを試用・評価するためのボランティアグループを募っています(編集後記を参照ください)。

TRIZ推進事例:  グローバル企業でTRIZを確立する (2013. 5.29; 8. 4)

Pauline Marsh (BAE Systems, イギリス)、 Karen Gadd (Oxford Creativity 、イギリス)、 ETRIA TRIZ Future コンファレンス 2012、 2012年10月24−26日、Lisbon、ポルトガル。和訳: 中川 徹(大阪学院大学)、2013年 5月21日
英国の防衛産業の大企業 BAE Systems 社での14年間にわたるTRIZの普及活動を、初めて、そして詳細に公表したものです。驚くことには、TRIZの普及が1998年からきわめてスムーズに、広範で安定して継続発展していたということです。BAE Systems は、適切な技法(TRIZ)と適切な講師を選び、すでに確立してきた研修体制の中に取り入れて、全社的に必要とする人がだれでもTRIZ研修を受けられるようにしています。また、要所要所でその技法と研修の実際の成果をチェックしています。一方、コンサルタントのOxford Creativityは、実践的な問題解決のワークショップにしており、5日間コースであるが、1日コース×5として取っても良いように設計している。問題についての当初のアイデアをブレインストーミングで出して、それらの良い点、悪い点をみんなで議論してから、「BAD Solution」と呼んで横において、TRIZでのずっと良い解決策を求めようとしている。ワークショップのセッションは、楽しく熱狂的だという。「TRIZの個々の技法は単純で直截的だ、それは考えることを刺激するものだ」、と繰り返し述べている。その経験に基づいた本稿は、実に示唆に富んでいます。和訳のHTMLページ と英文の PDF版を掲載しました。英文スライドは7月に掲載の予定。--> 英文スライドをPDF (8.2 MB) で掲載しました。(2013. 8. 4) 

TRIZ解説:  TRIZ適用事例5: 想定外に陥らないリスクマネージメントへのTRIZの適用(2013. 5.19)

上村輝之 (アイディエーション・ジャパン (株))、日本規格協会『標準化と品質管理』、Vol. 66, No.2 (2013年2月号) pp. 50-54
本稿は、『標準化と品質管理』の2月号のTRIZ特集 (全8編) の最後の論文です。東日本大震災と原発事故の後、「想定外」という言葉を実にたびたび聞きました。災害や事故のリスク管理において、従来の考え方に (精神論だけでなく技法としても) 大きな落とし穴があったことは明らかです。従来技法の欠陥を指摘し、発想を逆転させて、「不具合を起こさせる方法を考える(発明する)」という不具合予測の技法がTRIZをベースに作られています。本稿はその考え方と適用事例を、非常にわかりやすく説明しています。HTMLページ と 雑誌掲載の PDF版 を掲載しました。

TRIZ解説:  TRIZ適用事例4: 勝てる知財構築への TRIZ の戦略的適用(2013. 5.19)

長谷川公彦 (アイディエーション・ジャパン (株))、日本規格協会『標準化と品質管理』、Vol. 66, No.2 (2013年2月号) pp. 45-49
本稿は、『標準化と品質管理』の2月号のTRIZ特集 (全8編) の第7論文です。アルトシュラーがTRIZを開発したとき、膨大な数の特許を解析して、それらのアイデアのエッセンスとして発明原理や進化のトレンドなどの知識ベースを構築していきました。そのような背景もあって、TRIZは知的財産権の分野ではよく用いられます。本稿は知的財産権の分野におけるTRIZの使い方を全体的に解説しており、参考にしていただけるとよいと思います。HTMLページ と 雑誌掲載の PDF版 を掲載しました。

TRIZ解説:  TRIZ適用事例3: 新たな価値創造に向けたTRIZとVEの連携活用 - 快適な鉄道車両トイレ空間の開発 -(2013. 5.19)

井上 敬治 (JR東日本)、日本規格協会『標準化と品質管理』、Vol. 66, No.2 (2013年2月号) pp. 37-44
本稿は、『標準化と品質管理』の2月号のTRIZ特集 (全8編) の第6論文です。TRIZ特集の企画にあたって、TRIZ協会員ではありませんでしたが、JR東日本の井上敬治さんに特別に執筆をお願いしました。もともと2003年のVE全国大会で発表された素晴らしい事例です (スライドを本サイトに掲載 2004. 1.28)。事例の課題は、新幹線のトイレを刷新して企画・設計することでした。その設計案はすでに実現されており、旧来の(東海道) 新幹線のトイレしか知らなかった私は最近ずいぶん驚きました。その設計にあたって、筆者らはそれまでに使っていたVE手法に、将来を予測するTRIZの方法を取り入れたのだといいます。使った方法を丁寧に説明し、その方法で得た各段階での情報をきちんと記述しています。模範として使っていくとよい優れた事例報告です。HTMLページ と 雑誌掲載の PDF版 を掲載しました。

  編集者より:  Collaboページの趣旨と呼びかけ (掲載: 2013. 5.10) 

2010年4月に呼びかけをして、TRIZのいろいろな推進者に「Collabo連携ページ」を作っていただくように依頼をしました。その後「桑原正浩さんのページ」ができています。このCollabo ページの趣旨を明確にして、海外の方にもお願いしたく、本ページを和文と英文で作りました。実は、2010年12月に用意したのですが、掲載漏れになっており、このたび改めて掲載します。いろいろなTRIZ推進者に紹介ページを作ってもらい、リンクより以上の緊密な連携・協力をしていきたいと考えています。

  編集者より: To-Do-List for TRIZ (協力下さるボランティアの方を求めています) (掲載: 2013. 5. 8; 5.10) 

TRIZの普及のために (本サイトとして) するとよいこと/するべきことを書き出しました。4年ぶりでの更新ですが、それだけバックログが溜まっているということです。参考図書とリンク集の更新、初心者向け・若者向け・子ども向けのやさしい導入ページ(サブサイト)、コラボページの活用、海外の論文の和訳紹介、国内の論文・記事の英訳での紹介など。また、出版活動と研修活動も大きな宿題です。ご協力下さるボランティアの方を求めています。(2013. 5.10: 英文ページを作成し掲載しました。)

  TRIZニュース: 中川の活動カレンダー (報告と計画)  (掲載: 2013. 5. 8; 8.28; 9.20) 

1年ばかり更新できていませんでしたが、まとめて記載しました。2月に行った、北陸職業能力開発大学校での TRIZ/USIT研修(2日間)は、中小企業の方からの要望によるもので、半日講義、半日演習(3テーマ並行)、そして1日演習(別の3テーマ)という新しいやり方をし、有益でした。-- 更新しました: 韓国GTC2013講演(7月)報告と今後の、TRIZシンポ(9/5-6)、日本創造学会研究大会(10/26-27)、ETRIA TFC2013 (10/29-31) の発表計画。(2013. 8.28); インタネットビデオ放送USTREAM「発明家 永谷の「教育イノベーション」」出演(9/27)(2013. 9.20)

TRIZ/USIT解説:  TRIZ 適用事例2 TRIZのやさしい実施法: USIT(統合的構造化発明思考法)の考え方と適用事例(2013. 5. 8)

中川 徹 (大阪学院大学)、日本規格協会『標準化と品質管理』、Vol. 66, No.2 (2013年2月号) pp. 31-36
本稿は、『標準化と品質管理』の2月号のTRIZ特集 (全8編) の第5論文です。TRIZは膨大な内容を持っていますので、その実践・適用法にはいろいろありますが、その中でもっともすっきりしていて、分かりやすく使いやすい方法として、私がお薦めしているのがこのUSITです。その考え方を現在の理解で (すなわち、創造的な問題解決の新しいパラダイムだという見方で) 記述しています。適用事例としては、初期の富士フイルム社での事例と、比較的最近 (2008年) の「子ども二人を安全に乗せる自転車」の事例を紹介しました。6頁という圧縮した説明ですが、USITの全体像とその具体的な使いかたをご理解いただけるものと思います。和文HTMLページ、雑誌掲載の PDF版 、および英訳ページ

TRIZ解説:  TRIZ適用事例1: TRIZ技法活用による技術課題のイノベーション的解決(2013. 5. 8)

有田 節男 ((株)日立製作所)、 津波古 和司 ((株)HGSTジャパン(旧(株)日立GST)、日本規格協会『標準化と品質管理』、Vol. 66, No.2 (2013年2月号) pp. 25-30
本稿は、『標準化と品質管理』の2月号のTRIZ特集 (全8編) の第4論文です。総説の記事3編の後を受けて、TRIZの適用事例5編の最初に位置しています。日立グループは、1997年以来TRIZを (その他の開発・設計プロセス工学技術と共に) 積極的に導入し、TRIZ適用事例が4500件を越えているとのことです。本稿には、ハードディスク開発部門でのアプローチを紹介し、ハードディスクの面上の傷に対してリカバリする方法を開発した経過を説明しています。また、第2の事例として、(TRIZシンポジウム2010で発表された) 韓国の Hundai-Kia Motors での、エンジンの改良事例を紹介しています。先行する他社特許を徹底して調査した上で、それを回避しつつ、より優れたものを開発していったプロセスを丁寧に説明したもので、大いに参考になります。HTMLページ と 雑誌掲載の PDF版

  USIT 講義資料: Sickakfus 博士の USIT ニュースレター と ミニ講義 (和訳第4集: 19〜28号) (訳: 中川 徹) (2013. 4. 6)

中川 徹 (大阪学院大学) 訳、2013年 3月27日〜4月4日 (掲載: 2013年 4月6日)
USITの開発者 Dr. Ed Sickafus のニュースレターのうち、19号〜28号の10編 (2004年6月〜10月発行) を和訳して掲載しました。研究 (物性物理) と企業実践 (フォードの研究所) に根ざした、深い洞察とダイナミックな思考が、明快に書かれています。19号はいままでの全体に関わる解説、20号以降が新しいシリーズ「発明のための方法」に関する記述です。26〜28号には中川の質問3件に関する議論があります。日本語ページはHTML版とし、英文ページには原文のPDF版を掲載しています。なお、全体の構成は親ページを参照ください

(19) 「原因=効果 ?」 。著者は本号で、根本原因の分析に必要な概念/用語について論じている。彼の根底のモデルは、「二つのオブジェクトが接触するとき、それぞれ一つの属性を介して相互作用し、第三の属性に効果を及ぼす」。その「効果」が望ましいときを「機能」と呼び、そうでないときは「望ましない効果」という。根本原因の分析においては、「望ましくない効果」を最上段に置き、その原因 (複数可)を下段に、また原因 (を効果とみてそれ) の原因を下に書いていく。この連鎖が止まるのは、原因 (となる効果) を相互作用する属性で記述したときである。-- 混乱しやすい概念を明快に説明している。当時、TRIZ Journal にも掲載された。

(20) 「 USIT--工学-設計問題を解決するための一つの方法」 。著者は本号から、発明となるような 製品を作るための方法、としてのUSITを論じようとしている。まず、手始めに「バーをはしごする問題」という数学的なパズルを出している。そのようなパズルを解くためのヒューリスティックな方法にも、単純化する、逆に考えるなどの一般化できる方法があるのだ、という。

(21) 「 USIT--工学-設計問題を解決するための一つの方法 : 発明の方法」 。発明をしようとするには、それを考え出していくための「戦略」が必要であると著者はいう。その戦略の土台に、著者は「技術者のチームに関する、問題解決の3つの公理」を置く。すなわち「(1)一つの問題をテーブルに置けば、・・・。(2) 一つの解決策を提出すると、・・・。(3) 上記(2)が不成功だと、・・・」の3つである。そして「アイデアがアイデアを閃かせる、だからアイデアを生成せよ」と薦める。

(22) 「 USIT--工学-設計問題を解決するための一つの方法 : 発明の方法 (続き)」 。上記のスローガンを補足して、「アイデアがアイデアを閃かせる、そして分析もアイデアを閃かせる、だから分析してアイデアを生成せよ」という。著者は例題として、7月にシチリアで行なった演習を再現・発展させている。「ありふれたもの」として、教室にあったプラスチックのコップを取り上げ、それを改良して発明を創り出すことを課題にする。まず、スケッチを描き、いろいろな属性 (すなわち性質のカテゴリ) を書き出させた。

(23) 「同上 (続き): 飲むための容器の問題」 。教室にあったプラスチックコップを「プロトタイプ」として、その次世代製品を考える。まず、そのプロトタイプが持っている属性をできるだけ多く洗い出す。そして、各属性が意図している (実現しようとしている) 「機能」 (プラス面) と、その属性がもたらしている「望ましくない効果」(マイナス面) とを記述する。これらを、特性-属性-機能の「CAFテーブル」という一覧表に示す。--このテーブルは著者の新しい試みであるが、私は非常に有用だと感じる。

(24) 「同上 (続き): 飲むための容器の問題」 。前号のCAFテーブルを使い、一つ一つの属性を手がかりにして、改良するとよいアイデアをどんどん思いついて、「解決策コンセプト」として書き出している。どの属性からでも、どの機能からでもよいから、順番にとらわれずに、思いつくままに発展させ、記録せよ、と薦めている。

(25) 「同上 (続き)」 。読者 (Matt Smith) から、CAFテーブルにおける「特性」というのが適当でないとの批判あり。趣旨を議論。「上位レベルの属性」 (いろいろな属性をまとめた表現) というのが著者の趣旨。(次号で「クラス (Class)」という語に変更された。)

(26) 「同上 (続き)」 。「飲むための容器の問題」での解決策コンセプト作りを継続。中川徹よりの質問(その1): 解決策を体系化して示す方法がないか? 著者は、CAFテーブルの第4欄に簡略に記載し、「CAFSテーブル」を示す。「飲むための容器の問題」でのいままでの案12件を例示した。

(27) 「同上 (続き)」 。中川徹よりの質問(その2): 解決策の評価・選択をどのようにするのか? 著者は、「問題解決者(チーム)」 の他に、「問題のオーナー」(問題を解決する/させる責任を負う人) と 「マネジメント」 (問題解決に関するビジネスとしての処置の意思決定権者) とを区別している。解決策の評価・選択は、USITの後に、問題解決者(チーム) と問題のオーナーとが共同で行なうべきことである。問題のオーナーにUSITプロセスに参加させることが望ましい。「マネジメント」は、問題解決のプロジェクトの開始そのものに (事前に) コミットし、解決策 (複数可) が選択・提示された後に、意思決定の責任を持つ。このため、プロジェクトの進行が知らされているべきである。

(28) 「同上 (続き)」 。中川徹よりの質問(その3):  USITプロセスの全体としてのエッセンスは何か? 著者回答: USITの標準の戦略は、フローチャートに記述され、「問題を定義する → 分析する → 解決する」である。各段階でヒューリスティックな方法を、ワークシートとして使う。フローチャートを理解し、身につけて、その上で拘らないのがよい。もっと自由に、問題の定義・分析・解決を行き来し、無意識を働かせ、問題解決を反復・深化させるのがよい。「欠陥改善」型の問題と「発明」型の問題が区別されることが多いが、USIT では両方とも基本的に同じアプローチでできる。

TRIZ推進事例:  マレーシアにおけるTRIZとその戦略(2013. 4. 6)

T.S. Yeoh (マレーシアTRIZ協会会長、インテル・マレーシア)、マレーシアTRIZ コンファレンス 2012 基調講演、 2012年11月 7-8日、Penang、マレーシア; 和訳と解説: 中川 徹 (大阪学院大学)、2013年 3月27日
昨年11月に開催されたマレーシアのTRIZ学会は、非常に活発なものでした。このたび、同学会を主催したMyTRIZ 会長 Dr. TS Yeoh の基調講演のスライドを入手し、英文と和訳とで掲載しました。非常にしっかりした戦略構想を持ち、企業 (インテル) が、政府と大学を動かし、三者が協力して、TRIZの健全な普及を図っています。全国の大学の教員にまずTRIZの訓練を行うもので、インテルがTRIZ専門家を無償で派遣しています。それはTRIZの普及が目標というよりも、「マレーシアの国民にイノベーションのための方法を伝え・広めて、マレーシアの国としての発展に役立てる」という大きな目標になっています。2010年にスタートしたこの戦略の実践は、学会開催の2012年11月にはすでに確実な進捗を見せておりました。日本にも、他の国々にも非常に参考になるものです。和訳スライドPDF の他に、HTMLでスライドに解説をつけました。英文ページはスライドPDF と簡略化した解説をつけています。

TRIZ解説:  TRIZ:世界の潮流と日本の状況(2013. 3.22)

中川 徹 (大阪学院大学)、日本規格協会『標準化と品質管理』、Vol. 66, No.2 (2013年2月号) pp.17-24
本稿は、『標準化と品質管理』の2月号のTRIZ特集 (全8編) の第3論文です。先行の二つの総説 (「TRIZの位置づけ」 (林) と 「TRIZの基本」 (澤口) ) の後を受けて、1990年以降 (すなわち、TRIZが西側に知られるようになってから後) のTRIZの発展についてその全貌を紹介しているものです。内容的な発展を世界のレベルで捉え、その後にTRIZの普及・推進活動の状況を世界と日本について概観しています。雑誌掲載の PDF版 の他に、参考情報のリンクを追加したHTMLページを掲載しました。また、英訳して海外にも紹介しています

TRIZ解説:  TRIZとは:その考え方と主な技法・ツール(2013. 3.22)

澤口 学 (早稲田大学理工学術院)、日本規格協会『標準化と品質管理』、Vol. 66, No.2 (2013年2月号) pp. 7-16
本稿は、『標準化と品質管理』の2月号のTRIZ特集 (全8編) の第2論文です。澤口教授による 「TRIZとは」の解説です。TRIZは、1985年頃までにアルトシュラーが主導して確立した部分 (「古典的TRIZ」) が根幹をなし、その後、アルトシュラーの弟子たちがさまざまな方向に発展させるとともに、西側世界に紹介されてさらに発展・拡張されていきました (「現代のTRIZ」)。本稿は、このうちの「古典的TRIZ」を主体にして、そこで確立された考え方のその後の更新部分を含めた範囲を説明しています。一つ一つの技法に具体例が記述されていますので、(他の本を見ないでも) 分かりやすいことが本編の特長です。HTMLページ と 雑誌掲載の PDF版

  TRIZ論文集: 高原利生論文集(2): 『差異解消の理論 (続)』 (2008-2012) (解題と論文13編) (掲載: 2013. 3. 7) 

高原 利生、2013年1月24日。
高原利生さんが 2008年〜2012年末に発表されたTRIZ関連の論文をすべてまとめて、高原さん自身による解題を掲載して、各論文 (PDF版) へのリンクを張ったものです。これは、2008年に掲載しました、第1集 (2003年〜2007年) の続編にあたります。「差異」とは、「ありたい状況」と「現状」との差のことです。ですから「差異解消」は、問題(困っていること) の解決と、課題(よりよくしたいこと)の達成の両方を含んでいます。第2集には、TRIZシンポジウムでの発表論文 5編 (和文と英文の論文とスライド) と、他の3学会での発表8編を含みます。高原さんは、これらを総括して「2008年以降2012年までは、1. 根源的網羅思考、2. 基本概念として運動、矛盾を明らかにし、3. 生き方について検討したことになった。これらはすべて関係している」と書いています。昨年2月に心臓手術を受けられ、それを乗り越えて精力的に研究・執筆されていることに、深い感銘を受けます。以下にはタイトルと出典を簡単にリストしておきます (すべて単著)。すべてPDFファイルをリンクしていますが省略して、以前にHTMLページを掲載しているものだけを明示しました。

[15] [TS2008] 「オブジェクト変化の型から見えるTRIZの全体像−機能とプロセスオブジェクト概念を基礎にした差異解消方法その3-」、第4回TRIZシンポジウム 2008。 (論文掲載: 2009. 3.10)

[16] [FIT2008] 「A Trial Study of Changing Two Objects - Reconsidering Object Part 7 -」、 情報科学技術フォーラム (FIT) 2008。

[17] [TS2009] 「TRIZという生き方?」、第5回TRIZシンポジウム 2009。(論文掲載: 2010. 9.23)

[18] [FIT2009] 「弁証法論理の粒度,密度依存性」、 FIT 2009。

[19] [TS2010] 「TRIZの理想―TRIZという生き方?その2―」、第6回TRIZシンポジウム 2010。(論文掲載: 2011.9.25)

[20] [FIT2010]  「TRIZと生き方における対立物の構造と根源的網羅思考」、FIT 2010。

[21] [CGK2010] 「根源的網羅思考によるオブジェクト特定と命題,法則の変更」、電気・情報関連学会中国支部連合大会 2010。

[22] [TS2011] 「一体型矛盾解消のための準備的考察―生き方の論理を求めて―」、第7回TRIZシンポジウム、 2011。

[23] [FIT2011] 「弁証法論理再構築」、FIT 2011。

[24] [IEICE2012] 「物々交換誕生の論理 ― 矛盾モデル拡張による弁証法論理再構築のための ―」、電子情報通信学会総合大会 2012。

[25] [FIT2012] 「粒度、網羅の管理と関係、運動の管理」、FIT 2012。

[26] [TS2012] 「根源的網羅思考と矛盾」、第8回TRIZシンポジウム 2012。

[27] [CGK2012] 「矛盾における制約充足の型」、電気・情報関連学会中国支部連合大会 2012。

  TRIZニュース: 世界のTRIZ関連会議 2013年: 計画 (掲載: 2013. 2.25; 2.27) 

- 台湾: ICSI-CAI 2013 (Systematic Innovation & Computer-Aided Innovation) 開催計画。2013年6月27-29日、シンチュー(掲載: 2013. 2.25) ; 詳細プログラムの発表有り(2013. 6.12)

- 韓国:   Korea Global TRIZ Conference 2013 開催計画。 2013年7月 9-11日、ソウル(2013. 2.25) 詳細プログラムの発表有り(2013. 6.12) ==>参加報告(中川 徹) (2013. 8. 4)

- TRIZfest2013 開催計画 (2013年 8月1-3日、キエフ (ウクライナ)) (掲載: 2013. 2.25)

- 欧州:  ETRIA 国際会議 TFC 2013計画:  2013年10月29-31日、パリ (フランス) (2013. 2.25; 2.27)

  TRIZニュース: 国内のTRIZ関連のニュースと活動 (2013年) (掲載: 2013. 2.25) 

- VCP-Net 研究会: 「価値創生プロセス実践知開発ネットワーク」シンポジウム 開催計画(5月31日)(2013. 5.19)

- (財)日本規格協会が、月刊機関誌『標準化と品質管理』 (2013年2月号) に、TRIZ特集 (8論文、53頁) を掲載 => (2013. 2.25; 5.19)

- 日本TRIZ協会の 新執行部体制 (2013. 2.25)

- 日本TRIZ協会  第9回日本TRIZシンポジウム 2013 開催計画 (9月5-6日、立川)  (2013. 2.25)
発表募集開始: (拡張)概要提出: 5月15日締切、最終原稿提出: 7月16日締切。

- 日本創造学会 第35回研究大会 開催計画 (10月26日-27日) (2013. 2.25)

TRIZ解説:  TRIZの位置づけ: 開発・設計プロセスにおける問題解決・課題達成の技術(2013. 2.20)

林利弘 (林 技術士事務所)、日本規格協会『標準化と品質管理』、Vol. 66, No.2 (2013年2月号) pp. 2-6
本稿は、『標準化と品質管理』の先月号のTRIZ特集の第1論文です。TRIZの中身を (後続の記事で) 述べる前に、TRIZの位置付け、役割について説明しています。技術分野における製品・サービスなどの開発や設計には、一般的なプロセス (開発・設計プロセス) がありますが、従来からの固有技術分野ごとの知識や設計法だけでなく、分野を越えて共通に使える/使うとよいさまざまな技術 (「開発・設計プロセス工学技術」) があります。TRIZはそのような技術の一つであり、問題解決と課題達成のための普遍的な技術である、と位置づけています。HTMLページ と 雑誌掲載の PDF版

TRIZ/USIT解説:  TRIZで問題解決・課題達成!! -TRIZの全体像と活用法 (『標準化と品質管理』のTRIZ特集号)(2013. 2.20; 3.22; 5. 8; 5.19 (完))

林利弘、澤口学、中川徹、有田節男、津波古和司、井上敬治、長谷川公彦、上村輝之 (日本TRIZ協会)、日本規格協会『標準化と品質管理』誌、Vol. 66, No.2 (2013年2月号) 特別企画 pp. 2-54
(財) 日本規格協会の月刊誌『標準化と品質管理』の先月号 (1月15日発行) に、特別企画としてTRIZの特集 (全53ページ) が掲載されました。日本規格協会は、JIS や ISO などの規格の制定や普及のための活動をしています。今回の特集は昨年8月末に日本規格協会から依頼があったもので、日本TRIZ協会が林理事長 (当時) のもとで特別プロジェクトを組んで、分担執筆したものです。総説が3編 (TRIZの位置づけ、基本、潮流)、および適用事例5編 (TRIZと技術課題、やさしい実践(USIT)、製品規格(VEとTRIZ)、知財適用、リスク防止)があります。日本規格協会の許可を得て、このうちのいくつかを今後順次掲載する予定です。[日本規格協会と全著者の同意を得ましたので、今後全編を順次掲載予定です (2013. 3.22)。全8編の掲載を完了しました (2013. 5.19)]

編集者より:  サイト内検索 (『TRIZホームページ』の日本語ページ、英文ページ) を設置 (2013. 2.20; 2.24)

中川 徹 (『TRIZホームページ』編集者、大阪学院大学名誉教授)
本『TRIZホームページ』内の情報の蓄積が膨大になってきました (Google によると約19,000 ファイル) ので、サイト内検索の機能を設置しました。トップページから呼び出します。Googleが無償提供している Custom Search Engine を利用しており、強力・高速です。サイト内の日本語ページだけの検索と、英語ページだけの検索の両方ができます。試しにご自分の名前、あるいは知っているTRIZ専門家の名前を入れてみて下さい。なお、記事の検索には、新着情報 (トップページは最新4ヶ月以内、蓄積ページは全記事)、総合目次 (カテゴリ別で全件) をも、使い分けて下さい。[注: 日本語ページ検索のページと英語ページ検索のページを分離しました。(相互に行き来できます。(2013. 2.24)]

 

  USIT 講義資料:  Sickakfus 博士の USIT ニュースレター と ミニ講義 (第2次親ページ、和訳第3集) (2013. 1.30)

中川 徹 (大阪学院大学)、2013年 1月22日〜28日 (掲載: 2013年 1月30日)
USIT の開発者 Dr. Ed Sickafus が 2003年11月〜 2009年3月に発行した「USIT ニュースレター」 (全79号) の和訳掲載を再開いたします。1号〜10号までは、古謝秀明氏 (当時: 富士フイルム) と 中川徹で和訳し、掲載しましたが、その後9年間中断しておりました。各号(3〜4ページ) に掲載されている「USITミニ講義」の連載が非常に面白いものです。USITはその問題解決の全体プロセスを「構造化」したことに特徴があるのですが、その構造を理解した上で、「プロの技術者としての直感をフルに使って、自分の脳 (特に右脳) の働きを記録し、展開せよ」と薦めます。プロセスに束縛されず、問題解決を深く、かつ効率的にすることが大事で、USITはそれを助けるものだ、と繰り返し述べています。今回、訳出しながら、改めてその深い洞察と探求心を学びました。なお、同博士の許可を得ましたので、英語版(PDF) をも並行して掲載していきます。

和訳 第1集 (1〜7号) 2004年 1月〜3月掲載 (古謝秀明・中川徹 訳)  (2004. 3.3) (2013. 1.30)
ミニ講義: 「汚い新聞紙インクの問題」 (1) 適切に定義した問題、(2)最小限のオブジェクトの組、(3)(4)根本原因の推定、(5) 適切に定義した問題の完成、(6) 直感的な解決策を列挙する。 [注、 英文 PDF版新規掲載あり]

和訳 第2集 (8〜10号) 2004年 7月掲載 (古謝秀明・中川徹 訳)  (2004. 3.3) (2013. 1.30)
ミニ講義: 「汚い新聞紙インクの問題」 、 (7) 問題分析- 閉世界ダイアグラム、(8) (9)(10) 問題分析- 定性変化グラフ 。 [注、 英文 PDF版新規掲載あり]

和訳 第3集 (11〜18号) (中川 徹 訳)  (2013. 1.30) (2013. 1.30)
ミニ講義: 「汚い新聞紙インクの問題」 を例にして、

(11) ユニークネス分析 (空間・時間特性分析) 。機能と効果を「空間」(紙・インク・空気) で位置づける。また、機能と効果を「時間」 で位置づける (インクをローラにつけてから、紙に転写し、切断・収納し、ユーザが使うまで)。これに応じて、さまざまな解決策コンセプトを思いつくことができる。

(12) 質疑応答: 問題の設定など (中川徹の質問) 。パズルの問題で、考察のプロセスと事後の(数学的)理解とは異なること。(技術の問題の) 問題設定においては、マネジャの観点 (特に、問題選択のビジネス的観点) と技術者の観点 (取り上げる問題をきちんと定式化する) が通常全く違うものだ。

(13) 解決策生成技法 - 複数化法 (乗法) 。われわれの脳は、問題定義の段階でも分析の段階でも、解決策をどんどん出してくる。それを抑制せずに書き留めよ。その後に解決策生成の技法を使ってさらに多く出す。複数化法はオブジェクト (構成要素) に焦点を絞って考える。オブジェクトをまず多数化する (乗法)。

(14) 同 - 複数化法 (除法) 。複数化法には、前回の「乗法 (多数化)」とともに、今回の「除法 (分割)」が含まれる。オブジェクトを分割し、部分を多数にする。具体的なものだけでなく、より抽象化したもの (インクの代わりに液体、紙の代わりに固体) で考察すると、さらにアイデアが広がる。

(15) 同 - 次元法 。オブジェクトの属性に焦点をあてる方法である。いままでに認識している属性を列挙し、それを非活性化することを考える。さらにいままで考えてきていない属性を列挙し、それらを使うことを考える。例えば、液体 (流体) の剪断速度、あるいはインクの電気的性質など。

(16) 同 - 機能配置法 。現在のシステムで意図している機能を、閉世界中の (他の) オブジェクトによりうまく担わせることを考える。いままで、紙がインクを「局所化させる」(場所ごとに固定する) を一般化して、固体が液体を局所化させる種々のやり方を考えるとよい。さらに「気体が液体を局所化させる」方法も考えられる。

(17) 同 - 連結法 (Transduction) 。機能 (効果)は、二つのオブジェクトが接触して、それらの各属性が働いて、相手または第3のオブジェクトの属性を変更 (または維持) する。いま、もう一つの機能を連結して、この(まだ望ましくなっていない) 第3の属性に働いて、新しい属性をつくりだすように考える。(例えば、インクのセル間の強度が増す方法を考える。)

(18) 同 - 一般化法 。いままで得られた解決策コンセプト (本例では、すでに43件) に対して、そのアイデアを一般化して (それがどんな原理でどのように働くか) 考察し、さらにアイデアを出す。例えば、印刷に際して「紙を加熱する」という初期アイデアでは、本当に加熱したいのは紙に印刷された薄いインクの層であることに気がつく。そこで、その薄いインク層だけを有効に加熱し、乾燥を促進する方法をつくりだす。

編集者より:  「総合目次」のページを改良しました。ご活用下さい(2013. 1. 9)

中川 徹 (『TRIZホームページ』編集者)、2013年 1月 8日 (掲載: 2013年 1月 9日)
本サイトでは、創設以来14年余の記事をすべて「生きている」形で蓄積し、参照できるようにしております。そのための重要なツールが、記事をカテゴリ別に分類し、分類項目内では掲載順 (新しいものが上) に並べ、各記事をワンクリックでアクセスできるようにしている、「総合目次」のページです。基本構成は変わりませんが、分類を分かりやすくして表を色で区別しやすくしたこと、(特に初期のものの) 記事スタイルを統一したこと、ニュースと活動の欄の内部の順序を調整したこと、欠落していた記事を補い、一部の記事のカテゴリを移動させたこと、などです。プリントすると、和文ページが30頁、英文ページが37頁になりました)。また、「新着情報」のページが大きくなりすぎましたので、2010年の記事を別ページに移動しました。
[例えば、つぎのような初期の記事もこの総合目次からアクセスすると、随分参考になるでしょう。「TRIZ母国訪問記 (ロシア・白ロシア, 1999年8月)」 (中川、1999. 9. 9) 、「G.S. アルトシュラー先生の思い出」 (Phan Dung、2001. 5. 8)、「TRIZソフトツールの仕組みと使い方・学び方 (TechOptimizer 2.5)」 (中川、1998.11. 2)。これらはすべて、日本語と英語で掲載しています。]

編集者より:  ご挨拶: 新年にあたって (2013. 1. 9)

中川 徹 (『TRIZホームページ』編集者、大阪学院大学名誉教授)、2013年 1月 5日 (掲載: 2013年 1月 9日)
新年を迎え、今年もどうぞよろしくお願いいたします。突然のことですが、私は昨年末で、NPO法人日本TRIZ協会の理事と執行委員 (運営会議メンバ) を辞任いたしました。今後は、この『TRIZホームページ』を中心にして、いままで同様の活動を続けていきます。「創造的な問題解決・課題達成の一般的な方法論を確立し、広く普及させて、さまざまな領域に適用して役立てていく」所存です。皆さまのご支援をお願いいたします。

 


2012年 掲載

  TRIZ/USIT 資料:  TRIZ と USIT の 解決策生成法 の相互索引 (2012.12.22)

中川 徹 (大阪学院大学)、2012年12月19日 (掲載: 2012年12月22日)
本ページとその下位のページ一式は、TRIZの解決策生成法の基本ツール (40の発明原理、76の発明標準解、および 技術進化のトレンド) と USITの解決策生成法 (Sickafusの21のヒューリスティクス、および われわれが開発したUSITオペレータ) との相互索引 (クロスレファレンス) をつくり、両者を結びつけたものです。TRIZの各解法はUSITではどのサブオペレータに対応しているかが分かります。また、USITオペレータが、TRIZのどんなツールから導かれているのか、USITオペレータの実施例は、TRIZの実施例で調べればどんなものがあるのか、がすぐに分かるようになっています。TRIZ <--> USIT の 相互の索引として、ご活用いただけますと幸いです。

なお、これら一式のうちの TRIZ--> USITのページ群 [下記の(0)〜(4)] は、2002年9月18日に最初に掲載したのですが、著作権に関する私の配慮が不十分であったために、2003年4月9日に一旦掲載を停止しました。その後、9年半たったいま、著作権に関連した記述を訂正して、お詫びとお礼の言葉とともに、再掲載するに至ったものです。掲載を許可いただきました (Mr. Genrich Altshuller の著作権継承者である) Ms. Larisa & Yuna Komarcheva, およびDr. Yuri Salamatov, Mr. Darrell Mann、Dr. Ed Sickafus に、改めてお詫びとお礼を申し上げます。

相互索引のページは下記のような HTML ページで構成しております。

  (0) TRIZ と USIT の 解決策生成法 の相互索引 (親ページ)  (中川 徹)  初出掲載: 2002. 9.18  (取り下げ: 2003. 4. 9 - 2012.12.21)  再掲載: 2012.12.22 

  (1) TRIZの『40の発明の原理』 (Salamatovの教科書による) - USITの解決策生成法との対応  (中川 徹)  初出掲載: 2002. 9.18  (取り下げ: 2003. 4. 9 - 2012.12.21)  再掲載: 2012.12.22 

  (2a) TRIZの『76の発明標準解』 (Salammatovの教科書による) - USITの解決策生成法との対応  (中川 徹)  初出掲載: 2002. 9.18  (取り下げ: 2003. 4. 9 - 2012.12.21)  再掲載: 2012.12.22 

  (2b) TRIZの『発明標準解』 (Mannの教科書による) - USITの解決策生成法との対応  (中川 徹)  初出掲載: 2002. 9.18  (取り下げ: 2003. 4. 9 - 2012.12.21)  再掲載: 2012.12.22 

  (3) TRIZの『技術システムの進化のトレンド』 (MannのTRIZ教科書による) - USITの解決策生成法との対応  (中川 徹)  初出掲載: 2002. 9.18  (取り下げ: 2003. 4. 9 - 2012.12.21)  再掲載: 2012.12.22 

  (4) Sickafus のヒューリスティックス (Sickafus のUSIT教科書による) - USITの解決策生成法の新しい体系との対応 (古謝 秀明・中川 徹)   初出掲載: 2002. 9.18  (取り下げ: 2003. 4. 9 - 2012.12.21)  再掲載: 2012.12.22 

  (A) USITの解決策生成技法-−TRIZの解決策生成諸技法を整理してUSITの5解法に単純化した (標準版) (中川 徹・古謝秀明・三原祐治) 掲載: 2002. 9.18  追記: 2012.12.22 
ETRIA TRIZ Future 国際会議 (2002年11月) の投稿論文の付録部分。 TRIZの諸解法 (上記の(1)(2)(3)) およびSickafusのヒューリスティクス (上記の(4)) をすべて再整理して、USITの解法の新しい体系を創ったもの。USITオペレータの学習のための標準的な詳しさの資料。

  (B) USITの解決策生成技法-−TRIZの解決策生成諸技法を整理してUSITの5解法に単純化した (拡張版) (中川 徹・古謝秀明・三原祐治) 掲載: 2002. 9.18  追記: 2012.12.22 
上記資料(A)においして参照されているTRIZの解法をより詳しく展開して記述したもの。 USITオペレータの学習のための詳しい資料。

  TRIZフォーラム:  創造的な能力は どのようにして育て発展させるとよいのか? (2012.12.12)

中川 徹 (大阪学院大学)、2012年11月 8日、マレーシア MyTRIZ 学会 (ペナン、マレーシア)、パネル討論 発表; 発表の文章化 2012年12月 9日 (掲載: 2012年12月12日)
表記のタイトルでのパネル討論 (司会: Prof. Rosni Abdullah; パネリスト: Dr. Mark Barkan, Dr. Anatoly Guin, 中川 徹) での中川の発言の記録です。事前に質問3つが知らされていました。(Q1) 「創造的な能力をどのように育て発展させるとよいか?」 --> 「創造する力」=「創造性」×「継続的努力」。この「創造性」にも多様な面がある (態度、意志、能力、考え方など、21項目)。だから多様な育て方がある。(Q2) 「あなたはどのようにしてイノベーション科学に関心を持ったのか?」 --> 1997年にたまたまTRIZに出会った。しかし、それにはバックグランドがある。・・・(Q3) 「教育システム、特に、構造化した教育が創造性を抑圧しているという意見があるが。」--> 一概に言えない。TRIZなどの創造性技法を学ぶには、多面的なベースが必要である。日本では、入試偏重の学校教育が創造性を抑圧している面が大きいと思う。ただ、創造性を伸ばすかくじくかは、生徒のいろいろな行動・考え (これをリストアップしてみた) に対して、先生や親がどのように反応するかの積み重ねに依存すると思う。<--ともかく大きなお題を与えられて考えてみたことの記録です。

  TRIZ/USIT論文:  Creative Problem-Solving Methodologies TRIZ/USIT: Overview of My 15 Years in Research, Education, and Promotion (2012.12.12)

中川 徹 (大阪学院大学)、2012年11月 8日、マレーシア MyTRIZ 学会 (ペナン、マレーシア)、基調講演 (掲載: 2012年12月12日)
この基調講演は、3月に大阪学院大学を退職するにあたってまとめました論文と学内での発表のスライド をベースにしております。1997年にTRIZに初めて接して以後、私がどのようにTRIZを学び、どのようにそれを研究として発展させてきたのかを述べています。「TRIZ → USIT → 創造的問題解決の新しいパラダイム (6箱方式) → 創造的問題解決の一般的方法」というのがその大きな流れで、この第4の段階は今年始めたばかりです。「理解しやすく、どこでも使えて、有効な考え方と方法」というのが、その一貫したモチーフです。和訳はしていません。

  TRIZ/USIT論文:  創造的な問題解決・課題達成の方法の体系を確立し、普及させる −複数モデル構築法が導いた新しい目標の認識− (2012.12. 5)

中川 徹 (大阪学院大学)、2012年10月 8日受理、 『TRIZホームページ』論文 (掲載: 2012年12月 5日)
本稿は、5月以来の一連の研究と発表のまとめとして作成した和文論文です。TRIZシンポジウムの発表やETRIA TFC での発表に比べて特色があるのは、「8. 考察」の章です。複数のモデルを構築して考察する、ということの意義、そのバックにある考え方などを詳しく説明しています。この「創造的な問題解決/課題達成の (一般的) 方法」とい

うのが、私がいままで提唱してきました「創造的な問題解決の新しいパラダイム (USITの「6箱方式」)」の素直な発展であることも示しています。和文論文のHTMLPDF。(英訳なし)

  TRIZ/USIT論文:  創造的な問題解決・課題達成の方法の体系を確立し、普及させる −複数モデル構築法が導いた新しい目標の認識− (2012.12. 5)

中川 徹 (大阪学院大学)、2012年10月 8日受理、 『TRIZホームページ』論文 (掲載: 2012年12月 5日)
本稿は、5月以来の一連の研究と発表のまとめとして作成した和文論文です。TRIZシンポジウムの発表やETRIA TFC での発表に比べて特色があるのは、「8. 考察」の章です。複数のモデルを構築して考察する、ということの意義、そのバックにある考え方などを詳しく説明しています。この「創造的な問題解決/課題達成の (一般的) 方法」というのが、私がいままで提唱してきました「創造的な問題解決の新しいパラダイム (USITの「6箱方式」)」の素直な発展であることも示しています。和文論文のHTMLPDF。(英訳なし)

  TRIZ/USIT論文:  創造的な問題解決・課題達成の方法の体系を確立する −TRIZを越えて-(2012.12. 5)

中川 徹 (大阪学院大学)、ETRIA TRIZ Future 国際会議、2012年10月24日、 リスボン (ポルトガル)
5月以来の考察を英文で発表し論文化したものです。TRIZの (特に日本での若い人たちへの) 普及を考察して、「TRIZ」という枠組みに拘らないで、「創造的な問題解決/課題達成の一般的な方法」を確立し、普及させることが大事だと、分かったことを述べています。いくつもの観点から考察してモデルの図を作り、それらを順次積み上げて、この結論に至ったことを、主要なモデルの図を示して説明しました。また、その新しい一般的な方法が持つべきプロセスを概念的に示しています。そして、本発表で使った方法自身が、この新しい一般的な方法の一つの例示になっていることを主張しています。和文ページは簡略で、英文ページに、論文 (最終稿) のHTMLPDF、およびスライドPDFを掲載。

  TRIZ/USIT論文:   問題/課題を捉えるための 複数モデルによる考察法:創造的な問題解決/課題達成の方法 の確立と普及のために(2012.12. 5)

中川 徹 (大阪学院大学)、第8回 日本TRIZシンポジウム 2012 オーラル発表、2012年 9月 8日、早稲田大学 (東京)
別掲の研究ノート (5月) を土台とした発表です。結果の面よりも、その考察のプロセスについて強調しています。「若い人たちにTRIZを普及させるには?」というのは、技術問題でなく、非技術領域の漠然とした問題であり、TRIZにとっては得手でない (TRIZの個別ツールは使い難い) 問題です。その問題を考えるのに、「複数のモデルによる考察法」を使い、大いに有効でした。この考察法は、狭い意味のTRIZ技法ではありませんが、ものごとを体系的に考察して解決するというTRIZのエッセンスを使っています。
内容の面では、若い人たちにTRIZを普及させるにはどうすればよいかを考え、結論として、TRIZよりももっと上位にある「創造的な問題解決/課題達成の方法」を確立し、普及させることを、大目標とすることを提案しています。この結論に至るまでの一段一段の考察をガイドしてきたのが、本発表での「複数のモデルによる考察法」であり、それは多数のモデル (問題をいろいろな観点から考察し、記述した図) によって記録され、再現・議論ができることを示しています。拡張概要 (1頁)、和文スライド英文スライドを掲載。

  TRIZフォーラム:   若い人たちに TRIZを広めるにはどうすればよいのか? (2012.12. 5)

中川 徹 (大阪学院大学)、2012年 9月6日、日本TRIZシンポジウム2012、テーマ講演セッション、早稲田大学 (東京)
テーマ講演のセッションにおいて、コーディネータとしてテーマの導入をしたものです。複数のアプローチを概観していますが、その詳細については述べていません (後続の諸発表に委ねています)。拡張概要 と スライド (PDF) を掲載。

  研究ノート:   「若者向けのTRIZ」、「若々しいTRIZ」のために: TRIZ協会 中長期計画のための 検討基礎資料 (A) モデル原図、 (B) 文章化資料 (2012.12. 5)

中川 徹 (大阪学院大学)、2012年 5月 6日、5月12日、日本TRIZ協会 運営会議メンバ他に提示。
今回の一連の研究の土台として作った原図およびそれを説明した資料です。若者向けにTRIZの普及をどうすればよいかを考えることがそのモチーフでした。日本TRIZ協会の中長期計画の方向づけを考えること、また9月のTRIZシンポジウムでの企画を考えることを意図して始めたものです。5月初めから始めて、5月 6日には26枚の図が出来上がっていました。これに説明の文章を作り、TRIZ協会の運営会議メンバと教育分科会メンバ (合計 約30名) にメールで送りました。いろいろ賛同する返信をいただきました。さらに6枚の図を追加して、5月12日に仕上げ、同様に文章を拡張して、同じメンバにメールで送りました。すべての図と文章をもとのままの形でここに掲載します。
一人の人 (若い人) がTRIZのような創造性技法を受容するに至る内面的 (心的&知的) な準備・発展の段階について、いろいろな角度から図 (モデル) を描きました。企業でのTRIZ導入活動と、TRIZ実践者の成長の関わりの図もあります。さらに、日本のいろいろなTRIZ推進組織の活動形態を描き、その総体としてのTRIZ推進活動を図示し、今後の日本におけるTRIZ推進のあり方を大局的に考える作業を進めました。
そして、TRIZを適用・普及させるとよい領域・分野の全体像を考察したときに、適用・普及させるとよいのは、「TRIZの個別の技法やツール」 (あるいは「TRIZ」という方法) なのではなく、もっと一般的な、創造的思考と創造的な問題解決の方法 (の一般) であるという認識に至りました。この認識を「全体目標」として記述したのが、つぎの文です。「全体目標 (要求課題): 創造的な問題解決/課題達成法(←TRIZ)を確立し、広範に普及させて、国全体のさまざまな領域での問題解決/課題達成に適用する。」
そして、この確立に必要な活動を概念的にまとめ、また、「創造的な問題解決/課題達成法」が備えるべき特徴や方法を考察しました。
後の3編ばかりの発表/論文の基礎がこの段階でほぼ出来上がっています。
モデルの原図PDF文章化資料の HTMLおよび PDF を掲載しています。英訳はしていません。

  研究ノート (「解題」):   「若い人たちにTRIZを普及させるために」から、新しい目標「創造的問題解決・課題達成の一般的方法の確立へ」に至った過程 (2012年5月〜11月) (2012.12. 5)

中川 徹 (大阪学院大学)、2012年11月27日
この半年の私自身の一連の研究 6編の関連を簡単に説明しています。[1] [2] 「若者向けのTRIZ」、「若々しいTRIZのために」 (A) モデル原図、(B) 文章化資料: TRIZ協会 中長期計画のための検討基礎資料 (5月)、[3] 若い人たちにTRIZを広めるには?: TRIZシンポジウムのテーマ講演の導入 (9月)、 [4] 問題/課題を捉えるための複数モデルによる考察法: TRIZシンポジウム発表 (9月)、[5] 創造的な問題解決・課題達成の方法の体系を確立する−TRIZを越えて-: ETRIA TFC 発表 (10月)、[6] 創造的な問題解決・課題達成の方法の体系を確立し、普及させる −複数モデル構築法が導いた新しい目標の認識−: 『TRIZホームページ』初出論文 (10月)。(これら 6編は同日に掲載しました。)

  出版関連の案内:  業務終了と在庫セールのご案内 (2012.11.15)

(株) 創造開発イニシアチブ 堀田政利、2012年11月15日。(編集ノート: 中川 徹、2012年11月15)
SKI社は今年の12月末日までで業務を終了するという。これに伴い、同社は『TRIZ 実践と効用 (1) 体系的技術革新』の本の在庫セールを行なう (定価(税込) 9450円を 5250円 (10部以上は 4200円) で販売)。なお、同社が刊行している5種の本 (印刷物またはCD-R版) の発行の権利は中川 徹に移譲される。今後の刊行/販売形態は未定。

  TRIZ学会報告 (26):   マレーシア TRIZ 学会 (MyTRIZCon 2012) (ペナン、マレーシア、2012年11月6-9日) 参加報告 [速報] (2012.11.15; 12.12)

中川 徹 (大阪学院大学)、2012年11月14日。
マレーシアのペナンで、4日間開催されたTRIZイベント。中川は基調講演者の一人とし招待された。コンファレンス、ワークショップ、コンペの3部構成。主催は MyTRIZ (マレーシアTRIZイノベーション協会)。Intel Malaysia の Dr. T.S. Yeoh が会長で、企業関係50人、大学関係200人という。マレーシア政府の科学技術イノベーション省と高等教育省が後援し、ICT政策を担当する国の外郭団体 MDeC (マルチメディア開発会社) が運営の柱を担っている。また、Intel が財政的にも人的にも重要な寄与をしており、USM (University Science Malaysia) も後援している。
Intel と政府と大学とで、三者協定を2010年に結んだ: 「大学がお膳立てして教員研修の体制を作れば、Intel がそのTRIZ専門家たちを無償で派遣して、TRIZ研修を行なう。政府が大学にそれを奨励する。学生に対するTRIZ教育 (イノベーション教育) をその教員たちが指導する。」 この協定を基盤にして、大学関係者 (教員、院生、学生) のチーム (5人以下、教員を必ず含む) での TRIZ適用コンペが行なわれた。27チームが参加、上位8チームの最終選考を第1日に実施 (基調講演者のうち5人が審査)。しっかりしたプレゼンテーションであった。Intelから多額の賞金が出された。
コンファレンスでは、第2日に企業適用関係の諸発表があった。T. Asokan (GE、インド)、Mi Jeong Song (SAIT、韓国)、Wen Hann Wang (Intel Labs Vice President、米国) など力強いものがあった。第3日には、教育関係の諸発表。Mark Barkan (MATRIZ 会長、米国) と Anatoly Guin (ロシア) による 幼児・子どもの創造性教育の基調講演があった。中川も TRIZ/USITの研究の流れの基調講演 [英文掲載 (2012.12.12)] をし、また創造性教育に関するパネルにも出た [中川発表掲載 (2012.12.12)] 。[予稿集が作られなかったので、近日、発表スライドが公表された段階でより詳しい紹介をしたい。]
ワークショップは、第1日に Sergei Ikovenko (GEN3 Partners、米)の特許関係のもの、第4日に Barkan とGuin の子どもの創造性教育関係のものがあった。
参加者は、各日 200名程度 (延べ300名余と思われる)。非常に熱心で、活気があり、TRIZが大学に急速に普及しつつある。これはすぐにまた(Intel 以外の) 企業にも波及していくであろう。普及戦略が確実に成果を挙げつつある。

TRIZホームページ(TRIZ Home Page in Japan) の 満14年にあたって (中川 徹) (2012.11.15)

本ホームページを創設して(11月1日で) 満14年になりました。TRIZの理解と普及のために、非営利の立場で情報の公開による紹介・発信・交流を進めることを目的としております。ボランティアで開始し編集しておりますが、個人のホームページではなく、読者の皆さんの寄稿を掲載する「公共サイト(Public Web site)」を目指しています。また、和文と英文の並行したページ作りに努力して、日本と海外との協力関係を作ることを目指してきました。世界の各国・地域に公共Webサイトを作り、グローバルで自律的なネットワークを作ろうと提唱しています。なお、2005年11月以降のvisit数は、(11.15現在) 和文トップページが 180,086 (この一年で約 22,000増)、英文トップページが 30,094 (この一年で約 3,500増) でした。読者の皆さんのTRIZの理解と導入に本ホームページを活用いただけますと幸いです。ご寄稿をお待 ちしております。

  TRIZ学会報告 (25):   ETRIA TRIZ Future Conference 2012 (リスボン、ポルトガル、2012年10月24-26日) 参加報告 [速報] (2012.11.15)

中川 徹 (大阪学院大学)、2012年10月29日。
リスボンの New Lisbon University で 3日間開催された。チュートリアル2件、基調講演 4件、一般発表 59件。参加者は 82人 (27ヶ国)、日本からは7人。大学関係の発表と参加が多いのが特徴。論文の査読をしっかりして、内容の質を高めようとしている。研究としての分野の広がりがあり、生物学との連携の発表 (Bio-TRIZ) は興味深い(Olga Bogatyreva ら(英))。大学関係者が企業と連携してTRIZの適用事例を具体的に報告しているものに興味深いものがある (Iouri Belski (豪); Kai Hiltmann (独))。企業での適用事例があまり発表されないのが不満。その中で、Karen Gadd による企業実践報告は貴重であった。英国のBAE 社で、1998年以来14年間、TRIZコンサルタントと人材教育部門が提携して、研修とコンサルティングを着実に実施してきたという。また、英国で無料の Effects DB を開発し、公開しており、世界的に協力していくとよい。今後いくつかの発表を和訳紹介したいと考えている。
来年はパリで開催予定。時期は10月〜11月初め。

案内 (日本TRIZ協会のページ): 「第8回 日本TRIZシンポジウム 2012 の実施結果」   (作成: 2012. 9.22、掲載: 2012.11.15) 

日本TRIZシンポジウムは、計画どおり、9月6日〜8日の3日間、早稲田大学にて、充実した研究発表・討論の会を持つことができました。発表総計 44件 (欠席1件)、参加者 127名 (うち海外約20名) でした。発表者・参加者・運営者の皆さまのご協力に感謝いたします (2012. 9.22)。

開会挨拶、各種の招待講演 (基調講演、特別講演、テーマ講演 )、および「私にとって最もよかった発表」として受賞した一般発表4編について、その発表スライド (和文・英文)が日本TRIZ協会公式ホームページ上で公開掲載されました (2012.11.15)。

日時:  2012年9月 6日(木), 7日(金), 8日(土)  [3日間]
場所:  早稲田大学 (西早稲田キャンパス (理工キャンパス) 55号館)
主催:   日本TRIZ協会、
後援:  日本創造学会、 協賛: 日本設計工学会、日刊工業新聞社

プログラム骨子プログラム一覧シートプログラム詳細
アブストラクト集(国内発表者)(和文)
同(海外発表者)(英文) 論文集、発表スライド掲載状況

基調講演、特別講演チュートリアル、テーマ講演アドバンストセミナーグループ討論、

従来実績 (2005年〜2011年) 日本TRIZ協会公式HP

  発表:   Denis Cavallucci 氏の永年の貢献に感謝して、功労賞 を贈呈します (『TRIZホームページ』基金 中川 徹)  

中川 徹 (『TRIZホームページ』基金)、 2012年8月1日。(掲載: 2012. 8. 1)
『TRIZホームページ』(編集者: 中川 徹) は、日本および世界におけるTRIZの一層の普及・発展に役立てたいと考え、「『TRIZホームページ』基金」を2009年に設けました。そして、2009年にDarrell L. Mann氏 (英国)、2010年にNikolai Khomenko 氏 (カナダ)、2011年にSimon S. Litvin氏 (米国) に、それぞれ功労賞を贈呈いたしました。このたび、Denis Cavallucci 氏 (フランス)に、功労賞を贈呈いたします。TRIZの方法論の研究・開発と企業等での適用に関して、同氏が永年に渡り、優れた研究、開発、教育を行い、欧州を中心として世界の人々を指導してきた功績を讃え、感謝して贈呈するものです。

案内 (日本TRIZ協会のページ): 「第8回 日本TRIZシンポジウム 2012」 のプログラム公表と参加者募集  (掲載: 2012.6.11; 7. 3***; 8. 1****; 8.31 #) 

  プログラムの準備が完了し、最新のプログラムを掲載しています (8月1日のプログラムから不変です)。グループ討論、「発明の歌」の扱いなど詳細を書いております。猛暑が続いていますが、充実したシンポジウムができるものと期待しております。(2012. 8.31# )

一般発表32件 (うち海外8件) を受理し、招待の諸講演9件 (うち海外3件) と合わせて、3日間のプログラムを編成・公開しました。広く参加者を募集いたします。お誘い合わせの上、ぜひご参加下さい。                 

追加発表 5件 (うち海外3件) を受理し、プログラムを更新しました。(2012. 7. 3)***
最終原稿が揃ってきており、取り下げ4件、新規受理2件があり、プログラムを更新しました。(2012. 8. 1)****

日時:  2012年9月 6日(木), 7日(金), 8日(土)  [3日間]
場所:  早稲田大学 (西早稲田キャンパス (理工キャンパス) 55号館; 東京都新宿区大久保3-4-1) 
                 (JR 山手線高田馬場駅徒歩15分; 東京メトロ 副都心線 西早稲田駅 直結)

主催:   日本TRIZ協会、  後援:  日本創造学会 (2012. 6.11)、  協賛: 日本設計工学会 (2012. 7. 3)、日刊工業新聞社(201. .1)
主題:  TRIZ思考で、プロセスを変える、夢をかなえる! (Realize Your Dream with TRIZ Thinking!)

プログラム構成: 
       (A) 第1日 セミナー(日本語): チュートリアル、テーマ講演 3件
       (B) 第1日 セミナー(英語): アドバンストセミナー (Denis Cavallucci 5時間)
       (A)(B)(C)合同 第1日 夕方 特別講演 (弓野憲一)、グループ討論
       (C) 第2日、第3日 コンファレンス (日本語&英語): 基調講演・特別講演、一般オーラル/ポスター発表、交流会

ポスター(参加者募集)***チラシ (参加者募集) プログラム骨子#

プログラム一覧シート # プログラム詳細 # アブストラクト集(国内発表者)(和文) # 同(海外発表者)(英文) #

発表者への連絡最終原稿の提出要項 (締切: 7月23日(月))、提出用書式***(2012. 7. 3)、論文集の計画**一般発表の限定追加募集 (締切: 6月30日) 発表者への連絡(2012. 8. 1) 、プログラム更新の案内 (2012. 8.31)

基調講演:  Prof. Denis Cavallucci (フランス)、特別講演: 弓野憲一 (日本創造学会会長)、Dr. Jeongho Shin (韓国) 注記 #
チュートリアル、テーマ講演(a)(b)(c)アドバンストセミナー: Prof. Denis Cavalluci。グループ討論 #   -- プログラム関連詳細ページ

[注:  会場、アクセス、宿泊、参加費、参加登録 (早割締切 7月13日、締切 8月22日) --> TRIZ協会公式HPを参照下さい。]

準備組織従来実績 (2005年〜2011年) 日本TRIZ協会公式HP

  TRIZフォーラム: 読者の声:   「学び (Learning)」偏重から、「創り(Creation)」の重視へ (2012. 7. 3)

弓野憲一 (静岡大学名誉教授、日本創造学会会長)、小冊子 「恩田先生を囲んでの新春座談会」(日本創造学会、2011年 6月) の抜粋。
私は、書斎の整理中にこの小冊子をたまたま見つけて再読し、(2時間、十数名の) 座談の中で、最後の方に弓野先生が話されたことに、非常に感銘を受けました。弓野先生と日本創造学会の許可を得て、その部分だけの抜粋を掲載します。「日本の教育は、小学校から大学まで「学び」 (「正しいこと」を覚え、理解し、使うこと) にほとんどの時間が割かれ、「創り」 (自分で何かを考え出し、創り上げていくこと) の時間がない/教えられていない。「自分の意見を言う」ことがまず創造の原点である。新しい意見/考えは、最初、間違いがある。つきもまた間違いがある。それを克服していってはじめて新しい良い考えができる。その態度や力を、学校でも、大学でも養わないといけない。・・・」 この記事がきっかけになり、今年のTRIZシンポジウムで弓野先生に特別講演をお願いすることにいたしました。

  TRIZニュース:   The CIL Journal (『TRIZ ジャーナル』の後継ジャーナル) の創刊の趣旨と原稿募集 (2012. 6. 4)

TRIZ Journal の資産を継承し、新たに季刊の電子ジャーナル&出版物として2012年9月にスタートします。特集形式で、論文を公募し、査読したもの約10編程度を掲載するとのことです。LinkedIn にグループ(The ICI LinkedIn Group) があります。

案内 (日本TRIZ協会のページ): 「第8回 日本TRIZシンポジウム 2012」  企画ものを公表。一般発表の限定的追加募集  (掲載: 4.20*; 5.16*; 6.4**) 

主催者の「企画もの」の計画をご案内いたします。 また、「一般発表」へのご応募 (5月15日締め切り => 延長: 5月22日)、およびご参加の準備をお願いいたします。 PDF 。 ==> 全体計画概要      

企画もの 9件、一般発表33件を受理し、プログラム編成を済ませ、6月11日公表の準備をしています。日本創造学会が本シンポジウムを後援下さることになりました。一般発表の限定的な追加募集を6月30日締切りで行います。PDF (2012. 6. 4**)

  編集者より: ご挨拶: 大阪学院大学退職に際して (掲載: 2012. 4. 9) 

中川 徹 (『TRIZホームページ』編集者、大阪学院大学 名誉教授)、2012年4月 6日。 
私は、3月末に大阪学院大学を定年退職いたしました。14年間の在職中 (そしてもっと前の、学生時代、あるいは東京大学や富士通株式会社在職中) に、皆さまをはじめ多くの方々に大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。厚くお礼を申し上げます。
このたび、大阪学院大学より 名誉教授の称号をいただき、oguのメールアドレスの継続と、『TRIZホームページ』の大学サイト内での運用継続を許可いただきました。また、ボランティアで活動してきております、日本TRIZ協会(NPO) の理事の仕事、および同協会主催の日本TRIZシンポジウムのプログラム委員長の仕事も、継続することにしております。今後とも、従前同様ご支援をいただけますようお願いいたします。

  TRIZ論文: 日本におけるTRIZの導入・普及」 (掲載: 2012. 3.31)

中川 徹 (大阪学院大学)、PSST 2012 (第2回 「問題解決戦略と技法」学会) 基調講演、テヘラン (イラン)、2012年2月22-23日。
本稿は、イランのテヘランでの学会「PSST2012」において、開会セッションの基調講演として話したものです。先方からの依頼テーマは、「TRIZは日本にどのようにして導入されたのか、TRIZの導入によって日本でどのようなことが起こったか、そして将来どのようなことを予測するか?」でした。そこで私は、日本におけるTRIZの導入と普及の経緯を、できるだけ全体的な立場で (ただし、自分の見方を入れて) 16枚のスライドにして話しました。英文ページには、概要、PDF 版スライド(16枚、410 KB)、スライドの横に参照先リンクを付記したもの (作成: 3月27日)、を掲載しました。和文ページはこれらの案内だけで、本体の和訳はしておりません。

  TRIZフォーラム: イラン訪問記 -- PSST 2012 学会 (2012年2月)」 (掲載: 2012. 3.31)  (英文掲載: 2012. 4. 9)

中川 徹 (大阪学院大学)、2012年3月30日。  (英訳: 2012年 4月7日)
私は、去る 2月20〜27日にイランに旅行し、テヘランでのTRIZ関連学会 「PSST 2012」 (2月22〜23日) で基調講演と研究発表をしました。イランに行くのは初めてのことで、妻雅子を同伴し、TRIZの推進グループの人たちに温かく迎えていただき、テヘランと古都イスファハンを見学しました。日本でニュースなどから得ている印象とはまったく違った面が多々ありましたので、その印象をも含めて、いくつかの写真とともに報告いたします。
構成は:  2006年以来の交流経過、今回訪問のいきさつ、旅行の日程、PSST 2012の報告、イランにおけるTRIZの推進グループについて、イランを旅行しての感想。-- 英文ページを掲載しました。PSST に関する事実の記述を一部訂正しました (2012. 4. 9)。

  TRIZフォーラム: 読者の声:東日本大震災の1周年にあたって、中川教授の大学退職にあたって、他」 (掲載: 2012. 3.23; 4. 9)

秋元正志、加瀬一人、中嶋航一、青木敏彦、古賀陽介、遠藤明宏、石井力重。2012年1月、3月。電子メール。
(4. 9 追記) 小橋康章、鎮西清高、山口和也、山本毅雄、 鈴木圭一郎、熊坂治、毛利謙作、村田朋美、小谷和海、長谷川陽一。2012年3月-4月、電子メール。
読者の方からいただきましたメッセージを、日本語のページと英文のページとにそれぞれ原文で掲載させていただきます。なお、時期的には遡って私の新年の挨拶 (更新案内のメール) と読者の方からのメッセージ、およびこの3月の読者の皆さまからのメッセージを掲載しております。英文ページもご覧ください。

TRIZ/USIT 論文: 創造的な問題解決の方法論TRIZ/USIT: 研究・教育・普及活動のまとめ   (2012. 3.13)、英訳 (2012. 3.23)

中川徹 (大阪学院大学)、2012年 1月 6日、大阪学院大学『人文自然論叢』、2012年3月号掲載予定。英訳、2012年3月22日。
本稿は、私の大阪学院大学における14年間 (1998年4月〜2012年3月) の活動を、特に、TRIZ/USITの研究・教育・普及活動の面を中心にして、まとめたものです。このたび、大学を定年(+1年)で退職するにあたりまして、大学の紀要の一つ『人文自然論叢』に寄稿いたしました。同編集委員会の許可を得て、ここに掲載させていただきます。PDF (27頁、1.0MB)。概要は:
「私の活動の中心は、TRIZ (発明問題解決の理論) と USIT (統合的構造化発明思考法) の研究でした。TRIZの国際会議に継続して出席・発表し、TRIZをやさしくしたUSIT法をさらに発展させて、創造的な問題解決の新しいパラダイムとして「6箱方式」を提唱してきました。教育の面では、(情報科学のいくつかの科目に加えて) この主題での講義を行い、3-4年生のゼミで身近な問題解決事例を学生とともに作ってきました。そして、これらの研究・教育の成果をベースにしてTRIZ/USITの普及活動を行なってきました。特に、公共的Web サイト『TRIZホームページ』を創設して13年間編集・運営してきましたし、日本TRIZ協会主催で日本TRIZシンポジウムを毎年開催してきました。創造的な問題解決の方法論がさらに発展・普及して、今後の技術革新の運動を担い、そのための人材を育てるものと、期待しています。」
お世話になりました多くの方々に心よりお礼を申し上げます。なお、大阪学院大学のご好意により、退職後もこの『TRIZホームページ』を継続できる見込みですので、健康を許される限り活動を続けて行きたいと考えております。
[追記: 英訳して、英文ページに掲載しました。(2012. 3.23) ]

  TRIZ/USIT スライド: 創造的な問題解決の方法論TRIZ/USIT: 研究・教育・普及活動のまとめ  (掲載: 2012. 3.31)
中川 徹 (大阪学院大学)、2012年 3月17日、大阪学院大学情報学部内でのスピーチのスライド。HTML および PDF
大学のゼミ室にて情報学部の先生方に1時間話をさせていただいたときのスライド一式(38枚) です。簡単に全体を眺めていただけます。

  TRIZニュース: 世界のTRIZ関連会議: 報告 と 計画 (掲載: 2012. 3. 6) 

- イラン: PSST 2012 開催。2012年2月22-23日、テヘラン、イラン (掲載: 2012. 3. 6)  ==> 参加報告 (中川 徹) (掲載: 2012. 3.31)

- 韓国:   Korea TRIZCON2012 開催計画。 ICSI2012 と共同開催。2012年7月10-12日、ソウル(掲載: 2011.11.18; 2012. 3. 6)

- MATRIZ (ロシア):   TRIZfest2012 開催計画。2012年8月2-4日、フィンランド  (掲載: 2012. 3. 6)

- 欧州:  ETRIA 国際会議 TFC 2012計画:  2012年10月24-26日、リスボン (ポルトガル)。 (2012. 3. 6) ==> 参加報告(速報) (中川 徹) (掲載: 2012.11.15)

レポート: 乗用車における安全技術の発展   (2012. 3. 6)

山田 祐輝 (大阪学院大学情報学部情報学科 2回生)、大阪学院大学情報学部 「科学情報方法論」(中川 徹教授) 期末提出レポート、 2012年 1月31日。
本稿は、私の授業 「科学情報方法論」(2年次配当、選択) において、期末レポートとして提出されたものです。レポートの課題は、講義に関連して自分で任意に設定することとしています。山田祐輝(ゆうき)君は、乗用車の安全性という身近な問題に関して、その技術の発展を調査した内容をまとめています。しっかりした記述ですので、私は加筆せず、ここに掲載させていただきます。山田君は、2年前期のゼミナールIIAでも私のクラスでした。そこで行なった「さまざまな入力方法--技術の発展のしかたを学ぶ」というゼミがバックにあったので、乗用車の安全技術というテーマでの調査のしかたや、TRIZの40の発明原理と結びつけた理解ができたものと思われます。ただ、同君は無口で目立ちませんでしたから、私はこのレポートを読んでびっくりし、初めてその力量を知った次第です。学部2年生で、実に優れたレポートを作ってくれた山田君に感謝して、ここに掲載します。PDF 版

TRIZフォーラム: 教育実践報告: 1年次ゼミナールでショーン・コヴィー著『7つの習慣 ティーンズ』を学ぶ (その4) : 学生レポート「ゼミで、学んだこと、考えたこと」とコメントの精選集 (2011年度)   (2012. 3. 6)

大阪学院大学情報学部 ゼミナールIB (中川ゼミ) レポート: 学生 9名、コメントと編集: 中川 徹 (大阪学院大学 情報学部)、2010年度後期授業 2010年10月〜2011年1月、全集作成 2012年 2月 1日
本稿は、一昨年から掲載してきました1年次ゼミナールでの実践報告 (親ページ ) の第4報です。このゼミナールでは、『7つの習慣 ティーンズ』という本を読んで話し合い、「学んだこと、考えたこと」という課題で、4回のレポートを提出します。そのレポートを中川が添削し、文章の書き方と内容そのものについてのコメントをし、全員のものを全員にフィードバックしています。今回は、提出者全員のレポートの主要部とそのコメントを、学生ごとにまとめて掲載しました。この本では、主体性を確立すること (責任を持って行動すること)、目的を持って始めること、重要なことから優先して実行していくことなどを、まず薦めています。当然のことばかりですが、学生たちの実生活でこれらの「習慣」を身につけ実行することには、真の自覚が必要です。さらに「勝ち負け」の世界から脱して、「Win-Win」を追求することを本書は薦めます。これらのことの一つ一つの理解を深めるように、レポートへのコメントを積み重ねています。TN君のレポート、TU君のレポートなど、ぜひ読んでみて下さい。学生たちの内面の成長を読み取っていただきたいと思います。

案内 (日本TRIZ協会のページ): 「第8回 日本TRIZシンポジウム 2012」 の開催計画、発表募集、企画もの公表  (掲載: 2012. 1.28; 2.20; 4.20*; 5.16*; 6. 4**) 

日本TRIZ協会では、第8回日本TRIZシンポジウム 2012 をつぎのように開催いたします。 (後援: 日本創造学会)**    

日時:   2012年9月 6日(木), 7日(金), 8日(土)  [3日間]
場所:  早稲田大学 (西早稲田キャンパス (理工キャンパス) 55号館; 東京都新宿区大久保3-4-1) 
              (JR 山手線高田馬場駅徒歩15分; 東京メトロ 副都心線 西早稲田駅 直結)
主題:  TRIZ思考で、プロセスを変える、夢をかなえる! (Realize Your Dream with TRIZ Thinking!)

プログラム案骨子: 第1日: 「セミナーの日」(チュートリアルとセミナー、日本語トラックと英語トラック)
第2、第3日: 「コンファレンスの日」(開会挨拶、基調講演、一般発表 (オーラル発表/ポスター発表)、夕食&交流会、など)

発表募集チラシプログラム案骨子*

一般発表を広く国内と海外から募集いたします。どうぞ積極的に発表下さいますようお願いいたします。

発表形式: オーラル発表/ポスター発表。 提出物:  アブストラクト(1ページ) 他。締切: 5月15日(火) => 延長: 5月22日(火) (2012. 5.16)* => 限定的追加発表: 6月30日(土) 締切 (2012. 6. 4)**

発表募集発表募集要項詳細 PDF申込み書式Wordアブストラクト書式Word (和文)アブストラクト(英訳)書式論文集計画 論文集の計画詳細PDF 企画もの案内

基調講演*:  Dr. Denis Cavallucci (INSA-Strasbourg 准教授、フランス)。Dr. Jeongho Shin (韓国)
チュートリアル*、テーマ講演* (日本語)アドバンストセミナー* (英語) など

準備組織従来実績 (2005年〜2011年) 日本TRIZ協会公式HP

TRIZ/USIT講義ノート: 講義ノート: 創造的な問題解決の方法論 (全14回) (大阪学院大学情報学部の授業、中川 徹)    (2012. 1.22)

中川徹 (大阪学院大学)、大阪学院大学情報学部 「科学情報方法論」 、 2010年度後期授業 2010年10月〜2011年1月、講義資料。
本稿は、2年次後期配当の正規科目 (選択) である「科学情報方法論」の講義の授業資料一式を掲載したものです。初年度(2001年度) 以来11年間少しずつ改良して講義してきています。ここに掲載しましたのは、2010年度の授業 (全14回) で学生諸君に渡し、またプロジェクタで投影しつつ説明しました講義資料の一式で、各回ごとにPDFファイルにしています。TRIZ/USITを骨子にしつつ、より広い視野から創造的な問題解決の方法全体について話しています。各資料の節見出しを抜き書きして、目次を作っておきました。これが学部生への講義の私の(多分) 最後の版です。

TRIZ関連出版案内: 『TRIZ 実践と効用』シリーズ、他 出版案内    (2012. 1.22)

中川 徹 (大阪学院大学)、堀田 政利 ((株) 創造開発イニシアチブ)、2012年 1月13日。
これまでに中川と創造開発イニシアチブとで協力して出版してきましたものをまとめたページを作りました。Darrell Mann 著のTRIZ標準教科書 『体系的技術革新』 (中川監訳)、および Mann らの『Matrix 2003』 と 『Matrix 2010』(中川 訳) を印刷物として出版しています。CD-R での出版が、Larry Ball 著のイラスト教材『階層的TRIZアルゴリズム』 (高原利生、中川 徹共訳) と Umakant Mishra著『ITとソフトウェアにおける問題解決アイデア集』(中川 監訳) です。皆さんのTRIZ学習と実践活用にお役に立てていただけますと幸いです。

TRIZ教科書出版計画: 『TRIZ 実践と効用 (2A) 新版 矛盾マトリックス (Matrix 2010)』 (Darrell Mann 著、中川徹訳)    (2012. 1.22)

中川 徹 (大阪学院大学)、堀田 政利 (創造開発イニシアチブ)、2012年 1月13日。
Darrell Mann著の"Matrix 2010: Re-updating the TRIZ Contradiction Matrix" (2009年) の和訳を完了し、今年2月に出版するべく準備を進めております。
Mannらの『新版矛盾マトリックス Matrix 2003』 をご存じのことと思います。2000年から始めた大規模な研究プロジェクトで、1985年以降の米国特許の全件を分析して、アルトシュラーが作った矛盾マトリックスの中身を完全に刷新したもので、原著は2003年に出版され、和訳を2005年に出版しました。その後もMann はこの研究プロジェクトを継続し、提示する発明原理の適切性が90%を下らないように、更新することを約束しておりました。それを更新したのが『Matrix  2010』です。分析した特許は合計300万件余といいます。パラメータ数は、39 → 48 → 50と増加し、その提示する発明原理も各枡目 (最大) 4件から 9件に増え、適切性が保証されています。アルトシュラーの矛盾マトリックスの構想の偉大さを理解された方は、ぜひMannの最新版を活用して、あなたの問題解決に役立てて下さい。

  TRIZ/USIT紹介: 技術革新のための問題解決の方法論 「TRIZ」 (2012. 1. 9)

中川徹 (大阪学院大学)、奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 FD研修会 特別講演、2011年12月26日、同研究科 大講義室 (奈良県生駒市)。発表スライド: 和文 PDF
日本の大学院の中でもトップの評価のある奈良先端科学技術大学院大学に招かれて、物質創成科学研究科 FD研修会の特別講演として、約80人の先生方にお話させていただき、誠に光栄なことでした。いつも話しておりますことを、大学院の先生方に向けて圧縮してお話しました。創造的な問題解決のための技法が、TRIZ/USITという形で確立されて普及してきていること、企業や大学院などの研究開発で実地適用され、また大学や大学院生の教育に取り込まれれば、きっと大きな力になるだろうことを話しました。講演の目次と、講演スライドのPDFファイルを掲載いたします。

 

 


 

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最終更新日 : 2018.12.13.     連絡先: 中川 徹  nakagawa@ogu.ac.jp